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教養総合 グローバル News&Topics 教養総合Ⅱ「国際化と日本」ベトナム・ハノイ日本国際学校との交流

 10月23日~28日の探究Week期間、高校2年生の教養総合Ⅱ講座「国際化と日本」の生徒が、ベトナムのハノイを訪問いたしました。

 この講座では、日本と海外の比較の中で、どのような場面で日本の国際化がなされているのか、また遅れているのか、を問い直し、自分自身の国際人としての意識につなげてもらうことを目指しています。

授業の中では、特にベトナムとの関係をケーススタディとし、ハノイにある日本国際学校(JIS)のベトナム人高校生とZOOMを用いた交流を行い、事前学習を進めました。

 研究旅行では、実際にハノイの日本国際学校を訪問し、3日間の交流体験を実施しました。また最終日には、現地でODAによるエンサ下水道整備事業に携わる日本企業「鉄建建設」の工事現場を訪問し、海外における日本企業の活動について、研修を行いました。

24日~26日 JISとの交流

24日:この日は一日JISで過ごしました。対面式の後、校舎見学、小学生児童への絵本の読み聞かせ、JIS授業体験、食堂での給食体験、スポーツ大会と、盛りだくさんの1日となりました。

JIS Hoc理事長から歓迎のご挨拶
JIS高校2年生バディとの対面式
小学生に絵本の読み聞かせ JISでは、小学生から日本語を学んでいます
スポーツ大会 混合チームで対戦します

25日:グループごとに分かれて、バディの案内でハノイ市内を散策、名所旧跡巡りだけでなく、街並みや食べ歩きを楽しみ、ベトナムの魅力を教わりました。

班に分かれて、バディの案内で市内散策に出かけます。
班ごとに小型のバスに分乗して出発です。

26日:ハノイ近郊の世界遺産、JISの生徒とともに世界遺産のハロン湾に向かいました。観光船クルーズでは、海鮮の昼食を楽しみ、ハロン湾の奇岩、ティエンクン鍾乳洞を見学しました。

ハロン湾クルーズ
タウゴー島にて
ティエンクン鍾乳洞

27日 「鉄建建設」での研修と市内観光

 ハノイ最終日の27日は、午前中エンサ下水道整備事業に携わる日本企業「鉄建建設」の作業現場を訪問しました。現在ハノイ市では水質汚染が大きな問題となっていますが、日本のODAによって建設中のエンサ下水処理施設が完成すると、劇的な水質改善が期待されます。我々は、工事を担当している「鉄建建設」の事業所で工事に関する説明を受け、作業現場を見学させていただきました。事業所では、「鉄建建設」ハノイ事務所の張俊業所長にお出迎え頂き、JICAベトナム事務所のPhan Le Binhさん、在ベトナム日本国大使館の鶴岡寛樹書記官にもご同席いただき、日本のODAの果たしている役割や、JICAによるプロジェクト支援体制、日本大使館の業務内容などについてお話を伺いました。日本企業の海外での活躍や使命感、そして活動を支える枠組みについて学ぶ、良い機会となりました。

 午後は、市内散策。タンロン遺跡や軍事博物館、ドンスアン市場などを見学しました。

下水遮集管渠敷設現場を見学、作業の労苦を感じます。
現場にて作業工程について説明を受けます。
ODAの内容とJICA、大使館、各企業の役割について学びました。
わざわざ横断幕まで用意していただきました。感謝!
軍事博物館にて、ベトナム独立の歴史に触れました。
タンロン遺跡、歴代王朝の宮殿跡です。

 多くの方々のご協力により、実りの多い旅となりました。我々の受け入れを許可してくださったJISのDao Xuan Hoc理事長、遠山信二校長、鉄建建設の張俊業所長には厚く御礼申し上げます。異国の生活と文化に触れ、生徒の関心が少しでも国外に向くきっかけとなることを願っています。