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卒業生メッセージ

卒業生からメッセージ 卒業生メッセージ

2017年卒業

清水 彩さん

中央大学 法学部 法律学科

研究の進め方は中附で育んだ

清水彩

私の研究スタイルは、自ら行動し、計画を立てて実行し、伝わるプレゼンテーションを行う、中附の教えから始まっています。

これは中附時代に英語力を磨き、計画を立てて語学研修に臨んだことや、高3の卒業論文では先輩たちの卒業論文を読み漁り、どのようなプロセスで進めたかを研究し、時には先生に相談し、軌道修正しては自分が満足できるまでとことん研究する習慣を身につけたおかげだと思います。

また、興味・関心に限らず、幅広い分野の課題図書を読んだことも広い視野から物事を捉える力を磨いてくれました。

法学部の仲裁交渉ゼミでは「大学対抗交渉コンペティション」に参加しました。中附で培った研究スタイルを貫き、英語部門で日本一を獲得。また、奨学金制度を利用して留学も経験しました。限られた時間の中で自分の全力を出す。そんな大学生活でした。

大学卒業後は日本IBMに進みます。営業を経験しながら、その後はマーケティングやコンサルティングに関わる仕事をしていきたいと思っています。

2018年卒業

嶋田 奈緒さん

中央大学 経済学部 国際経済学科

多様性を尊重する姿勢が今に活きている

嶋田奈緒

中附の「自由な校風」の背景には様々な人の個性を認める多様性があります。高3の卒業論文では、授業がきっかけで興味を抱いたジェンダー論を研究。テーマは「子ども向けアニメから考えるジェンダー論」。アニメという自分の身近な興味から社会の課題へと結びつけた研究でした。

現在、大学のゼミでは韓国のソウルと地方の地域経済格差を研究しています。研究をする前に訪れた韓国旅行ではIoT化がとても進んでいる国という印象でしたが、意識的に異なる視点からとらえると実際はソウルと地方では大きな格差があることに気づき、興味を持ち、研究を始めました。

現地を取材する際には、反日感情など難しい課題がありましたが、どのようなコミュニケーションが適切か、中附で培った人を深く理解しようとする多様性を重んじる姿勢がとても役立ちました。

日本の報道だけでは伝わらない韓国の人々の感覚を知ることができたとても有意義な研究になりました。

2019年卒業

小野 真太郎さん

中央大学 商学部 経営学科

中附ほど絵になる青春時代はない

小野真太郎

126文字の基本ルールが校則となっている中附は本当に自由な反面、課題や勉強には真剣に取り組むという、自分を律するバランス感覚に優れた生徒の集まりだと思います。

こんなに楽しい学生生活は記録するしかないと思い、私は先生に相談し、中附の専属カメラマンとして、日常生活や様々なイベントを写真に収めることにしました。

そこには中附の青春が広がっていて、卒業後に見返しても、瑞々しい記憶がよみがえる財産となりました。

私は高校時代に留学したいという夢がありましたが、それができなかったのが唯一の心残りでした。そこで大学進学後ドイツへの短期留学を決心。

約1カ月半ヨーロッパ各国を旅しながら、その後短期留学に臨みました。帰国後はドイツ語検定2級を取得。来年は1年間の長期留学を予定しています。

一瞬一瞬にいかに価値があるか、中附時代に写真を撮りながら感じていました。今、この瞬間を大切にしよう。そう前向きに取り組む姿勢を高校生活の中で培うことができました。

2017年卒業

長屋 佳寿さん

中央大学 理工学部 電気電子情報通信工学科

部活で得た自信が未来につながる

長尾佳寿

現在の電動車椅子はスティックを倒している時のみ動き、手を離すと止まります。人間の感覚に協調し、容易で少量の操作のみを必要とする半自動化制御ができないか、そんなAIを取り入れた機械制御を大学で研究しています。

中附時代の卒業研究は今の分野とは違う化学の研究でした。アルコールを構成する炭素の含有量の違いによる変化の研究。今思えば、テーマは化学でも物理でも良かったのですが、実験が多く、研究の過程が面白そうなものを選んで取り組んでいました。

大学ではプログラミングや自動制御を学ぶうち、物理系の面白さにのめり込み、今の研究にたどり着きました。

また、私は中附時代、陸上部で中距離を走っていました。誇れるほどの成績はありませんが、3年間やり遂げたという達成感から何かを継続することへの喜びを体験できました。研究への私の情熱や体力もそこから来ていると思います。中附は部活が活発です。勉強以外にもいろいろなことに挑戦し、自分の+αとなる何かを身につけてください。

2018年卒業

久門 美羽さん

中央大学 文学部 人文社会学科

中附で自分の好きな道を探す

久門美羽

中附は5人発起人が集まり、学校に申請するとクラブとして認められる制度があります。私は附属中学時代に仲間を集め、文芸部を作りました。自主的に行動する初めての経験でした。クラブではエッセイや小説を書いたり、仲間と読みあったり、朗読会を開催したりしました。

高校に入り、高大連携プログラムの一貫で中大の講義に触れる機会があり、文学部の13専攻の講座を受けることができました。その中で教育学専攻の講座にとても感銘を受け、大学でもっと学びたいと思い、自分の進む道を決めました。

今、教育学専攻で学んでいるのは、地域の教育・福祉・防災・環境など、人々の学びの支援を通して地域づくりを行う社会教育。これらの教養を広げ深めるために、大学では、社会教育主事、年金アドバイザー、その他いくつもの資格取得を目指しています。

今思えば、中附での学校生活の中で、自分が興味のあることを広げながら、自分の進みたい道への道筋を育んでいたのかもしれません。将来は幅広い視野から社会教育に携わる仕事に就きたいと思っています。

2019年卒業

相川 萌子さん

中央大学 国際経営学部 国際経営学科

留学経験から続くモチベーション

相川萌子

困難な状況に追い込まれたとき、自分の中にそれを跳ね返すバネがあることに気づいたのは高2のニュージーランドへのターム留学でした。私は、英語を学びたい、異文化を理解したいと思い留学しました。

しかし、上手く話せないもどかしさに空回りし始めます。そのまま帰っても貴重な体験でしたが、私は自分で何かを始めないと何も始まらないと一大決心し、クラスメイトに自分から話題を作り話しかけ、先生に質問し、予習復習を徹底するという行動に出ました。自分が生まれ変わるような瞬間でした。それを機に「何事もためらわず、積極的に取り組み、頑張ろう」という気持ちが芽生え、そのモチベーションは今なお続いています。

現在、ゼミではベトナムの郊外にリノベーションホテルを起業した場合の経済効果を研究しています。単なる大学の研究の一つとして捉えていません。実際にリノベーションホテルを起業したらどうなるか、クラウドファンディングも視野に入れながら、卒業後に実際に起業したいと思い、取り組んでいます。

あなたが生まれ変わる瞬間が中附にあるかもしれません。ぜひ学校生活を楽しんでください。

2019年卒業

髙橋 乃里子さん

中央大学 国際情報学部 国際情報学科

中附で芽生えた課題を今、研究している

髙橋乃里子

現在、ゼミでは日本と東南アジア諸国の教育のデジタル化を推進する研究を始めています。このテーマ設定には、高3の研究旅行でカンボジアとベトナムに行った際、教育を十分に受けることができない子どもたちや教師不足を実感した経験が背景にあります。

現在、アプリケーションを駆使しながら研究をしていますが、教育のIT化は教科書のデジタル化ではありません。教科書と先生のデジタル化なのです。ここでは、こちらからの押し付けではない、子どもたちの勉強に取り組む姿勢を深く理解した想像力が必要となってきます。

中附には一つの物語を深く読み解く国語の授業があります。仲間のいろいろな視点、意見が、他者を理解することへの学びにもなります。また、いつも「想像力を大切にしろ」と中附の先生に言われた言葉を思い出します。

「他者を理解する想像力」。私にはとても深く響き、独りよがりの発想をしていないか、相手は関心を失わず興味が持続できているか、いつも冷静な判断を私に与えてくれます。

2017年卒業

石井 勇太さん

他大学進学
慶応義塾大学 理工学部 管理工学科

頑張ろうと思ったことが頑張れる中附

石井勇太

附属中学では自分が頑張った証しとなる思い出を作りたいと思い、生徒会に立候補し、生徒会会長になり、楽しい学校生活が貢献できるよう活動しました。

私は中学の頃から他大学進学を検討していたこともあって、高校では他大学受験を目指す仲間とともに切磋琢磨し受験に全力を傾けました。だからといって中大に進む仲間と疎遠になるわけでもなく、みんな私の目標を理解してくれました。勉強、クラブ、趣味など、頑張りたいことを頑張れるのが中附の良さだと思います。

現在、大学では経済的競争を長期にわたって予測する研究をしています。これは例えば、音楽ストリーミングサービスの競争下でどのような戦略(例えば登録者数に応じたサービスの違いなど)を行っていったら、どのように推移していくかを予測するシミュレーションです。プログラミングや統計学、オペレーションズリサーチを融合させた分野ですが、大学院でも様々な経済的競争をモデル化できる研究を続け、管理工学で社会に貢献していきます。

2017年卒業

谷本 彩さん

中央大学 総合政策学部 政策科学科

中附生はチームワーク、プレゼンテーション能力が光る

谷本彩

中附仲間の遠藤さんを含め3人で東南アジア地域研究ゼミで研究をしました。遠藤さんはインドネシアに留学していたことから、現地での取材ルートの開拓を担当し、私ともう一人の仲間は日本とインドネシアの教育の現状を比較できるデータや、各国の子ども手当の研究を行い、資料づくりを行いました。

3年次にはインドネシアで一緒に現地調査を敢行。想像していたよりもインドネシアでは子どもを労働力と捉える考え方も根強く、親の教育意識が低いことがわかりました。教育支援があることすら知らない親もたくさんいるのです。提案はその改善から始めることにしました。

帰国後は、留学が続く遠藤さんを残し、送られてくる資料を合わせながら研究をまとめました。学部主催のリサーチフェスタ2019では私がプレゼンターを務め、見事優秀賞を獲得。

改めて中附生はチームワーク力やプレゼンテーション能力が高いと思います。日頃からその能力を鍛える授業機会に恵まれています。皆さんも将来きっとそのことに気づくと思います。

2017年卒業

遠藤 隆宏さん

中央大学 総合政策学部
国際政策文化学科

リサーチフェスタ2019優秀賞を谷本さんと受賞

遠藤隆宏

中附の自由な校風は、自分は何ができるかと考えさせてくれる機会となります。受験という目標ではなく、「自分は何者?」と未来を模索する目標です。人と違う道を歩む勇気を持たせ後押ししてくれるのも、また、中附の自由な校風なのです。

自分の道を模索している中、大学でインドネシアにとても興味を持ちました。商社に勤めながらやがてはインドネシアと日本を結ぶ架け橋になりたいと夢を抱き、インドネシアに留学し、インドネシア語を習得しました。

ゼミでは谷本さんとチームを組み、「インドネシア版 子ども手当の現状と課題」で現地調査を実施することにしました。チームは日本とインドネシアの二手に分かれて進めることになりましたが、谷本さんも同じ中附。コミュニケーションに不安はありませんでした。

現地調査では、州政府、小・中・高、独自に活動するNGOを取材。政府の派遣でもない私たちでしたが、この政策に関わる現地キーマンへの取材を行うこともできました。

研究は「子ども手当」という一つのテーマから、親や教育者の教育意識、政府の対応、不正行為など、様々なインドネシアの現状と課題が見えてくる研究となりました。

1999年卒業/中央大学商学部 2003年卒業

白石 亘さん

豊田通商株式会社

人を巻き込み取りくむ中附生の良さ

白石亘

現在は消費財のトレーディングや子会社の管理を担当していますが、それまではインドネシアで医療検査事業、インドで病院事業、中東UAEで再保険(特殊な保険)等を扱う仕事をしていました。

商社の仕事はふたつとして同じ仕事がありません。その都度、そのプロジェクトをどのように進めていくか、自分で考え、行動しなければなりません。また、新規事業はバックボーンの違う様々な人々を巻き込みまとめる能力が必要です。ファシリテーター的な役割というか、強引なリーダーシップではなくチームをゴールへと導く誘導役的な役割です。きっと、この仕事は、協調性に富んだ中附生なら楽しそうと共感してくれると思います。中附の他者を認める多様性の尊重を存分に活かすことができる仕事だからです。

私は、大学時代にインターネット広告代理業でアルバイトしているうちに、自分でビジネスしたほうがいいと考え、個人起業したこともあります。自分でできることをなぜしないのか。そんな「自主・自治・自律」精神の主体性にあふれた中附の精神が背景にあると思います。

私と一緒にインタビューを受けた深堀君は、硬式野球部の一つ後輩です。お互い、練習に明け暮れていた青春でした。西東京ベスト16まで進んだのも輝かしい記憶。その頃に鍛えた逞しさが今の自分を形成していると思います。

2000年卒業/中央大学法学部 2004年卒業

深堀 達也さん

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社

卒業後も、中附との関係性は終わらない

深掘達也

現在は鉄道・旅行・小売業界等の企業を対象にしたコンサルティングに従事しています。総合コンサルということもあり、経営戦略の策定から業務改善に至るまで、様々な経営課題に関わっています。

私は大学2年の夏から1年間、中附の硬式野球部の指導をしていました。野球部で過ごした中附への恩返しです。コーチの経験を通して、チームの最大能力の引き出し方など、現在の仕事にも生かせる学びを得ることができました。

私が感じる中附生の強みは、自己表現力(個性)の豊かさだと思います。それは、大学生活ばかりでなく社会に出ても活かせる魅力にもなっています。一緒に取材を受けている白石さんもそうですが、自分の考えをまとめ、表現する能力に長けています。自由な校風の中で、中附時代にはそのような能力を磨く授業が多く、また、先生との距離がとても近いというメリットが、ある意味、社会や目上の方との接し方を自然と身につけるとても良い機会となっていると思います。

私の高校時代は現職の先生たちも若く、身近な存在でした。今も、きっと、生徒と先生の仲の良さは伝統のように息づいていると思います。