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分野横断型教育/SSH

分野横断型教育 分野横断型教育

多彩な教育03

分野横断型教育

分野をまたいで学びを深め、
問題解決力を育てる

2023年度より、SSH第Ⅱ期の5年間がスタートしました!

スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の目標は、「多様な他者との対話性を備えた科学技術系人材」を育成することです。

中附では科学的思考を深めるとともに、「社会科学」「人文科学」「芸術文化」など、様々な分野と融合しながら問題解決に取り組む「トランスサイエンス」にも力を入れてます。

スーパーサイエンスハイスクール(SSH)

日々の活動

活動報告

コンピテンシー・ベースの観点別評価

中附では、科学技術系人材に求められる資質・能力を育むために、コンピテンシー・ベースの観点別評価体制を開発し、課題発見力や探求する意欲など、生徒の潜在的な部分に焦点をあてた評価を行います。

7項目のコンピテンシー(資質・能力)をチェックしながら自分がどのように成長しているか、自己評価できる仕組みを整えています。

Chufu-compass

  • I.学習する力
  • II.考える力
  • Ⅲ.新しいことに挑む力
  • Ⅳ.やり遂げる力
  • Ⅴ-1.理解する力
  • Ⅴ-2.伝える力
  • Ⅵ.協力する力

理科教育中学

実験を通して予測する力や思考力を鍛える

中附の理科は実験をたいへん重視します。現象の予測を重ねながら、科学的思考を鍛えてゆきます。2月には教養総合成果発表会に参加します。

理科教育

SSH講演会高1

科学への関心を高める

最先端技術に関わりのある研究者を招き、科学への好奇心を刺激します。これまで、東京大学先端科学技術研究センターや芝浦工業大学などから講師を迎えました。

SSH講演会

Project in Science Ⅰ高2

「科学」と「社会」の関係をひもとく

科学的探究を通じて、発見した問題を解決する力を育てます。3年次に理系に進む生徒が卒業研究を行うための準備という側面と、文系に進む生徒の科学的な視野を広げるという側面があります。

光とオーロラの探究

光・オーロラ・北極域をキーワードとし、生徒の自由な発想によるテーマで探究を進めています。実地踏査ではカナダ・イエローナイフを訪れ、オーロラや雪結晶に関する調査を実施します。博物館見学や自然散策も行い、北極域の自然と文化を学びます。
本講座で始めた研究テーマが、3年次の卒業研究に発展する例も多く、校外での研究発表も積極的に行っています。これまでにSSH生徒研究発表会奨励賞、JSEC佳作などを受賞しています。

文化横断型教育
  • ディスカッション/文献の講読/知識の習得
  • 研究計画/予備実験/事前調査
  • フィールドワーク/実験データの分析
  • ポスター・論文の作成 / プレゼンテーション
文化横断型教育
文化横断型教育

Project in Science Ⅱ高3

研究論文にまとめる「卒業研究」

理系の生徒を対象に実施します。
自らが設定した自然科学分野のテーマについて、実験の企画、設計から論文執筆までを通した本格的な科学研究を体験します。

テーマ設定
教養総合や理系科目の学習、身近な現象などの中から、自分のテーマを設定します。
研究・調査計画
自分のテーマに関係のある文献を探し、研究計画を立てていきます。
また中央大学理工学部の教授や卒業生らからアドバイスをいただきます。
研究・調査
土曜日や長期休みを利用して、計画に沿って実験・調査していきます。
論文作成
実験結果や調査結果をもとに考察し、論文を作成していきます。
研究発表
中央大学理工学部にて、卒業研究発表会を行います。
また、教養総合成果発表会などでも発表を行います。
卒業研究

卒業研究発表会

高大連携の一環として、中央大学理工学部のキャンパスで、教授らを前に卒業研究についてプレゼンテーションします。
また、事前に大学教員から研究について適切な指導をしてもらい、卒業研究をまとめます。

理数教育SSH概要_卒業研究発表会

研究テーマ例

  • ムササビの生息地環境とストレスの関係
  • 衝突速度と音エネルギーの関係性
  • スンプ法による毛髪表面損傷評価の試みについて
  • 水草の種類と光合成を促す光の色の関係
    ─光合成色素に着目して

Project in English for Science高3

英語での発信力を身に付ける

科学技術系人材育成に特化した英語の授業を、理科と英語科が共同で行います。授業は生徒の活動を主体としたPBL(課題解決型)とし、研究や開発のシーンで活用される英語を想定しています。

理数教育SSH概要_Project in English

教養総合成果発表会中学高校

自らの考えを発表する

生徒が運営する「教養総合成果発表会」が2月に行われます。トランスサイエンスにも取り組む中附らしく、理系の研究から社会科学まで、発表内容は彩り豊かです。

理数教育SSH概要_教養総合成果

SSH課外活動

科学に興味のある生徒は、クラブに所属しながらSSHの活動に取り組むことができます。理系に限らず文系の生徒でも参加できます。

SSH課外活動

Message

挑戦を応援してくれる環境で、探究心を存分に発揮した。

元々興味を持っていたコサギの生態の研究に取り組み、日本鳥学会の「高校生によるポスター発表」で最優秀賞を受賞しました。私の研究テーマは、「東京都の小規模河川におけるコサギの夜の採餌行動」。双眼鏡を手にひたすら観察する地道な調査を軸に、餌を食べる際の行動パターンや法則を考察しました。特に興味深かったのは、調査していた3つの河川ごとで、コサギが餌を食べる量が違うこと。最初は理由がよくわからなかったのですが、調査を進めるうちに、生息する錦鯉の数が関わっているという仮説が浮かび上がってきました。錦鯉は、コサギが餌にしている小エビや昆虫のほか、水草も食します。錦鯉が多くいる場所では、餌となる生物が駆逐されて少ないことが予測できますし、コサギは「水草が生えている場所に餌が多いこと」を視覚で学習しているため、水草がなければ餌場を認識できなくなってしまいます。昼に餌を多く食べる個体の食事量が夜は少ない傾向にあることも興味深かったです。私は中学から中附に通っており、このテーマに興味を抱いたのは中学時代でした。当時に相談した高校の先生が私の「やりたい」気持ちを応援してくれたことが、本格的に研究に取り組むきっかかになりました。生徒の意欲を受け入れチャレンジをバックアップしてくれる環境は、中附の大きな魅力だと感じています。

文化横断型教育
遠藤 勇志さん