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理数教育/SSH

理数教育イメージ

多彩な教育03

理数教育

科学的思考で社会の問題を
解決する力を養うSSH

本校は2018(平成30)年度より文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定校に採択されました。(5年間)

スーパーサイエンスハイスクールの目標は、「次代のイノベーションを担う科学技術人材」を育成することです。
自然科学への科学的思考を育成するとともに、科学だけでは解決できないたくさんの問題を解決していく能力を養います。
特に中附では社会科学から科学技術にいたるまで分野を横断する取り組みにも力を入れています。

スーパーサイエンスハイスクール(SSH)

分野融合型授業

文系進学者の多い中附の特色を生かし、「トランスサイエンス」にも重点を置いています。

これは、科学的思考を「社会科学」「人文科学」「芸術文化」など、様々な分野と融合しながら問題解決に取り組む領域を表しています。
また、中附ではコンピテンシー・ベースの観点別評価を導入して、生徒の資質・能力を培っています。

コンピテンシー・ベースの観点別評価

コンピテンシー・ベースの観点別評価体制を開発して、生徒の内面に育まれる科学技術人材としての「資質」まで含んだ評価と指導を行っています。
中附のSSHでは、7項目のコンピテンシー(資質・能力)をチェックしながら自分がどのように成長しているか、自己評価できる仕組みを開発しています。

Chufu-compass

  • I.学習する力
  • II.考える力
  • Ⅲ.新しいことに挑む力
  • Ⅳ.やり遂げる力
  • Ⅴ-1.理解する力
  • Ⅴ-2.伝える力
  • Ⅵ.協力する力

理科教育中学

科学現象を予測する力を養う実験で探究力や思考力を伸ばす

中附の理科は探究力や思考力を伸ばす実験を重視しています。
実験において現象を予測する力が科学的思考を鍛えることから、さまざまな予測を出し合い、実験に取り掛かります。
さらに高校生のSSH成果発表会も参加することができ、早くから科学的な興味・関心が育まれる刺激的な環境です。

理科教育

SSH講演会高1

科学への興味関心を高める

最先端技術に携わる研究者などを招き、早期から理系への興味関心を高めます。
これまで東京大学先端科学技術研究センター神崎亮平教授、芝浦工業大学村上雅人学長、北海道大学渡邊剛講師を講師に迎え講演会を行いました。

SSH講演会

Project in Science Ⅰ高2

「科学」と「社会」の関係を紐解く

科学的探究活動を通して、課題発見能力や課題解決能力を高めます。
3年次に理系に進む生徒が卒業研究を行うための準備としての側面と、文系に進む生徒に対して科学的な視点を与えて視野を広げるという側面があります。

光とオーロラの探究

フィンランド北部に位置するソダンキュラ地球物理観測所を訪れ、施設見学やオーロラに関する英語による講義、現地の人々と交流を行い、その後、ロヴァニエミ郊外でのオーロラ観測をするフィールドワーク。
3年次の卒業研究まで続けた生徒が、オーロラの発生と電波の異常伝搬の関係を論文にまとめ、令和元年度SSH生徒研究発表会(全国大会)で奨励賞を受賞しました。

光とオーロラの探究
  • 知識・スキル習得 / 文献の輪読やディスカッション
  • 研究計画 / 事前調査 / 予備実験
  • 現地でのフィールドワーク / 実験データ分析
  • ポスター・論文の作成 / プレゼンテーション
「Mathematics in English」カナダ
「Mathematics in English」
カナダ
「ボルネオのジャングル自然調査」マレーシア
「ボルネオのジャングル自然調査」
マレーシア
「トレーニング科学」
「トレーニング科学」

Project in Science Ⅱ高3

研究論文にまとめる「卒業研究」

理系の生徒を対象に実施。
卒業研究として自らが設定した自然科学分野のテーマに対して、実験の企画、設計から論文執筆までを通した本格的な科学研究を体験します。

テーマ設定
教養総合や理系科目の学習、身近な現象などの中から、自らテーマを設定します。
研究・調査計画
自分のテーマに関係のある文献を探し、研究計画を立てていきます。
また中央大学理工学部の教授や卒業生等からアドバイスを頂きます。
研究・調査
土曜日3時間や長期休みを利用して、自ら立てた計画に沿って実験・調査していきます。
論文作成
実験結果や調査結果をもとに考察し、論文を作成していきます。
研究発表
中央大学理工学部にて、卒業研究発表会を行います。
また、SSH発表会などでも発表を行います。
卒業研究

卒業研究発表会

高大連携の一環として、中央大学理工学部のキャンパスで、教授等を前に卒業研究についてプレゼンテーションします。
また、事前に大学教員から研究について適切な指導をしてもらい、卒業研究をまとめます。

卒業研究発表会

研究テーマ例

  • デジタル画像処理によるヒヨケザルの擬態能力の定量的評価
  • 犬の耳介形状と音響特性に関する研究
  • 酸性雨に含まれる硝酸イオンによる植物の生長阻害の有無
  • 加治丘陵におけるキノコの分布調査

Project in English for Science Ⅲ高3

論文の主流は英語であることに応えるために

科学技術人材育成に特化した英語科授業を、理系教科と英語科が共同で開発。
授業は生徒活動を主体としたPBL(課題解決型)とし、実際に科学技術の場面での活用を想定したものとします。

Project in English for Science

SSH成果発表会高1・2・3

自分の考えを発表する

毎年2月、「SSH成果発表会」が行われます。
校舎を埋めつくすのは、教養総合や卒業研究の成果をまとめた100枚を超えるポスターの数々。
トランス・サイエンスにも取り組む本校らしく、理系の研究から社会科学・音楽研究まで、内容は多岐に渡ります。

SSH成果発表会

SSH課外活動

科学に興味のある生徒は、校友会の部活動に所属しながらSSHの活動に取り組むことができます。
理系に限らず文系でも活動に携わることができるのが本校のSSH の特長です。
これまでの活動として、「ウニの発生の観察」や「ブタの頭の解剖」などを行っています。
「ウニの発生」では受精から発生の途中まで、学校に宿泊して連続観察しました。

SSH課外活動

Message

楕円に関する新しい定理を証明 「MATHコン」で最優秀賞を受賞

中学2年までは数学が得意とは言えず、それが悔しくて勉強しているうちに数学の面白さに気づきました。高校に上がり、SSHの発表会を見ているうちに自分も挑戦したくなり、2年時にSSH全国大会に参加し、「円に内接する四角形におけるオイラー線」をポスター発表しました。また、Project in ScienceⅠではカナダのオタワ大学に出向き、数学の問題を解き、それを英語で発表する貴重な体験ができました。

理系の生徒にとって中附のSSHは、将来の夢への扉をノックするいい機会となっています。数学は孤独な学問に思われがちですが、自分の考えを発表したり、討論しあい交流することがとても役立つ学問だと思います。

さらに私は数学の研究を続け、理数教育研究所主催の「算数と数学の自由研究(通称:MATHコン)」に応募しました。その結果、「三角形における包絡線により定まる楕円の性質」について新しい楕円に関する定理を証明し、最優秀賞に選ばれました。数学の研究者を目指す自分にとって、とても励みになりました。

石本 貴昭さん
石本 貴昭さん(京都大理学部)

てんびん座β星の減光の原因を解明したい

子どもの頃から宇宙が好きで、中学から地学研究部に入り、星空宇宙天文検定1級、天文宇宙検定準1級の資格を取得しました。

卒業研究では、「てんびん座β星の減光の解明」に取り組みました。これは、古代の文献と現在とではてんびん座β星(星座の中で最も明るい恒星)が減光している可能性があることに着目し、未だそれが解明されていないことから研究を始めました。

そこで私は、この現象の原因を明らかにするために変光となる4つの仮設を立てました。そして、それらの仮説を検証するために実際にこの星の分光観測を行い、また研究機関が一般公開しているデータも使用し、様々な手法でこの現象の原因について考察しました。

これが日本学生科学賞東京都大会奨励賞を受賞した卒業研究となりました。

この研究において先生からは様々なアドバイスを受けていたのですが、2年時に中央大学の教授をご紹介していただき、より専門的な分析を実現することができました。中附には中央大学教授によるアドバイス制度があるのです。

将来は天文学者になるのが夢です。今、その準備の真っ最中。中附はやりたいことができる学校で、その夢を先生方も応援してくれます。

米村 優輝さん
米村 優輝さん(中央大理工学部)