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教養総合

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多彩な教育02

教養総合

自主・自治・自律の精神で
探究の方法を身につける

中附の教育の柱は「教養総合」です。
身近な問題はもとより、 世界で見られるさまざまな問題を発見し、 観察します。
そして、 その問題を解決するために、 何を準備し、 どうアプローチしていくかをじっくり検討します。
広く、 深く考えながら、 問題を解決する力を身につけていきます。

教養総合基礎中3

視点を探す

大切なのは、日々を見る眼を養うこと。日常生活や普段の学習で気づいたことを、詳しく、角度をずらして見ていくことを学びましょう。
探究する眼を鍛えることで、何が「問い」なのかが、少しずつ分かっていきます。
探究マップを活用して、自分の思考を整理したり、全体像を捉えたりする方法を習得します。

教養総合基礎

教養総合Ⅰ高1

問いを探す

学問の扉をひらくには、本質をつかむ手が必要です。探究する眼をもって、主体的な学びを始めましょう。
自分の興味関心に基づく課題から、注目すべき事実をつかみとり、「問い」の立て方を学んでいきます。また世界標準を意識しながら、自分たちの「問い」を周りに発信していきます。

教養総合Ⅱ高2

本質に迫る

世界の実相に触れるため、知を求めて踏み出します。教科横断型の授業により、多角的な視野からものごとを捉えます。実習や実験、実地踏査を通じて、知を体得しましょう。これによって「問い」の深さも変わります。自らの「問い」に対する結論を導き、広く発表します。

2023年度候補コース一覧

年度により開講コースや実地踏査先は変更になる場合があります。

  • GBグローバルフィールドワーク
  • PSProject in ScienceⅠ
  • TSトランスサイエンス
  • GCグローカルフィールドワーク

海外

  • GBクメール遺跡群と大メコン圏(カンボジア・アンコールワット)
  • GB映画から考える韓国の現代(韓国・ソウル)
  • GB世界遺産と生きる(インドネシア・バリ島)
  • GB国際化と日本(ベトナム・ハノイ)
  • GBアントレプレナーシップ入門(アメリカ・サンフランシスコ)
  • PS光とオーロラの探究(アメリカ・アラスカ)
  • PSマレーシア・ボルネオのジャングル自然調査(マレーシア・ボルネオ島)

国内

  • PSトレーニング科学(都内の大学または研究施設)
  • TSSDGs入門(徳島県上勝町)
  • TS観光地沖縄の光と影(沖縄県那覇市および本島中西部)
  • TS人工知能と人間(校内または都内の施設)
  • GC文化地理学入門(東京ディズニーランド)

トランスサイエンス

SDGs入門

社会課題の解決を目指しながら、学校外に学びの場・活躍の場を生み出す。

SDGsの視点から社会課題を発見し、解決方法を探究する力の育成と、失敗を糧にできるレジリエンスの養成を目標に、企業や大学等と協働して、文理の垣根を超えた教科横断型の学びを実現します。企業人や研究者による講演会、Monash大学への英語を使った発表も行いました。実地踏査では、SDGs未来都市である徳島県上勝町を訪れました。

SDGsプロジェクト
TSトランスサイエンス
  • 社会課題の発見
  • 解決方法の探究
  • SDGs関連地域での実地踏査
  • 校内・校外での発表、海外の大学へ向けた発表等

グローバルフィールドワーク

クメール遺跡群と東南アジア

カンボジアの過去と現在を巡り歩き、考察する。

クメール王朝時代のアンコール遺跡をはじめ、事前学習や現地での講座のもと、カンボジアの歴史・社会・文化について知るとともに、ポルポト時代の暗い歴史まで踏み込んだフィールドワークです。
遺跡の修復現場の訪問や、現地大学生との交流もあり、現在のカンボジア、ひいては東南アジアの現状を肌で感じながら、現地調査を通して得た成果を発表しました。

カンボジア遺跡訪問
GBグローバルフィールドワーク
  • 文献調査/事前学習
  • 研究テーマの設定
  • 現地でのフィールドワーク
  • ポスター発表など

教養総合Ⅲ高3

自分自身の問いへ

卒業研究(文系) ~卒業論文に取り組む~

抱いた「問い」にどう向き合ったのか、その過程を丁寧に追いかけ、他者に向かって訴えかけます。 中附での学びの集大成として、論理的な分析と思考を繰り返しながら批評・表現する営みは、大学での能動的な学びにいち早く対応できる力を育みます。

テーマ設定
「教養総合Ⅰ」「教養総合Ⅱ」での学びや各教科・科目の学習あるいは各種活動や身辺の様ざまな事柄の中から、自ら進んで問いかけ、解決ないし考察すべき対象を探り、テーマを決めていきます。
「書評」執筆
テーマに即して参考になると考えられる文献を探し、そのうちの1冊をとりあげて「書評」もしくは「レポート」を執筆します。先行研究の調査をも兼ねる取り組みです。
口頭発表
資料収集・実地踏査の結果得られた情報や、それに基づく分析をもとに論文のアウトラインを作成し、レジュメやパワーポイントを用いて口頭発表を行います。
論文作成
口頭発表による主張と質疑応答による省察に基づいて、必要に応じて論理の構成を組み替えたり表現を改めたりしながら文章を練り上げ、完成稿を提出します。
表現研究(文系)

Project in ScienceⅡ(理系) ~卒業研究に取り組む~

自然科学を精緻に捉え、その可能性を追求します。
抱いた「問い」を出発点として、調査・実験・検証・発表という流れを実際に行ってみることで、新たな課題意識が芽生えるでしょう。
また、研究成果を英語で発表することで、未来を拓くための自信がつきます。

附属学校研究発表会

中央大学の4つの附属学校が集まって、学びの成果を発表する研究発表会です。
日ごろの成果の発表を通して、附属各校のカラーを感じるとともに、大学での学びへのステップとなります。

附属学校研究発表会

論文テーマ例

  • 初江の性暴力被害はなぜ見過ごされるのか
    ―三島由紀夫『潮騒』における二項対立が読者にもたらすもの―
  • 狭山市におけるオールジェンダートイレ導入の検討
    ―多様な性の在り方に合わせたパブリックトイレはどうあるべきか―
  • 少女漫画誌『りぼん』の特異性
    ―『ちゃお』『なかよし』との比較を通して見えること―

教養総合Ⅲ 選択科目

大学とのつながりを意識し、多様な価値観を尊重しつつ、政治や社会、文化を考えます。
学際領域に挑戦することを通じて、自身の学びと向き合いましょう。それぞれの「問い」が見えたなら、大学生まであと一歩。未来を拓く準備が整います。

社会研究「映像分析と社会心理」

映画、ドラマ、CMの技法の考察を通して社会学や心理学、政治学等を学びます。相手を見上げるシーンの多い「千と千尋の神隠し」の前半。
一方、ヒトラーの演説を撮影するリーフェンシュタールの映画技法とも比較し、権力と映像技法について考えます。
また、SNSがもたらす功罪と人間関係、身体性についても社会学的に考察します。

2023年度選択科目開講講座一覧

選択科目講義名
文化研究「レ・ミゼラブル」の世界
地域研究東アジアと国際政治
社会研究映像分析と社会心理/社会政策へのアプローチ
数理探究高校数学総復習
文化と歴史美術制作から学ぶ日本史/文化と他者表象/ゲーム理論
文化と言語時事英語表現/米英の文化と言語/中国語/ドイツ語/フランス語

Message

起業家のリアルな姿と精神に触れ、行動する姿勢が磨かれた。

教養総合Ⅱの授業で「アントレプレナーシップ入門」を選択し、ベンチャービジネスや起業について学びました。実際に起業した卒業生がゲストで参加してくださるなど、第一線で活躍する方のお話をうかがう機会も多く、起業の基本的な知識だけでなく、起業に必要な心がまえについても、体験談を通じて学ぶことができました。
特に印象に残ったのは、大学在学中に日焼け止めを販売する会社を立ち上げた先輩の話。ビジネスに共感し協力してくれた人がいたからこそ、会社を軌道に乗せられたという体験談を聴き、人脈の大切さを実感しました。SNSでダイレクトメッセージを送ってみると意外に反応があったこと、効果のあった広告媒体など、将来参考になりそうな具体例もたくさん紹介いただき、起業家のリアルな姿を知ることができました。
また、グローバルに事業を展開する多くの企業が本社を置くビジネスの街・サンフランシスコでの実地調査を実施。そこでも先端的なプロジェクトに参加する方に直接お話をうかがうなど、貴重な体験ができました。
私がこのプログラムを通じて最も強く感じたのは、「行動すること」の大切さ。ベンチャービジネスにはリスクが付きものですが、行動を起こさなければチャンスを逸してしまいます。将来起業するかは未定ですが、ここで学んだ行動する姿勢は、ずっと大事にしていきたいと思います。

水野 琴葉さん
水野 琴葉さん