

多彩な教育04
グローバル教育
英語と国際理解
世界で活躍する未来を準備する
より深い国際理解の基礎となる英語力の強化をはじめ、中附ではさまざまな国際交流プログラムを実施しています。
一人でも多くの生徒が自然体で海外との交流にチャレンジできるように、中学、高校とも、少しずつハードルを高くする各種プログラムを用意しています。
Project in English中学
身近なテーマをグループで調査して発表。週5時間の総合英語の授業に加え、1時間がこの「Project in English」です。
中1
英語を英語で学ぶ授業に慣れながら、個人やグループでの発表を行います。
中1のテーマは「学校生活について」です。
中2
テーマは「日本の地域について」。
フィールドワークや移動教室で訪れる地域について英語でまとめ、プレゼンテーションします。
中3
「日本について」をテーマに、調べた結果をプレゼンテーション。
英語を使ってプロジェクトに取り組む力に磨きをかけます。

国際理解教育中学

English Camp中1希望者
夏休みに校内で2日間にわたって行われる希望者対象の語学研修。
様々なバックグラウンドを持つ、多様な国々の先生から英語のシャワーを浴びて過ごします。
最終的には全員が発表をします。

TGG研修中1全員
TGG(Tokyo Global Gateway)は、最先端の体験型英語学習施設。
この中に再現されたレストランや飛行機などの中で、英語を使って、与えられたミッションを達成するプログラムを楽しみます。

ブリティッシュヒルズ研修中2希望者
広大な敷地に中世イギリスの街並みを再現した国内の施設で、英語のみ話すスタッフのもと、アクティブ・ラーニング型のレッスンを受けます。
希望者に向けた3泊4日のプログラムです。

AES交流プログラム中2・中3希望者
イギリスにあるAnglo European Schoolは、外国語教育に力を入れている学校。
日本語を選択科目のひとつにしています。AESでは本校生徒が授業を受けるほか、AES生徒が本校を訪れる機会もある相互交流を行います。

オーストラリア交流プログラム中3希望者
アデレードを訪れ、ホームステイしながら現地校を訪問。
また、固有の動植物やアボリジニの歴史や文化にも触れます。
対象は希望者で、期間は10日間。
帰国後もホストファミリーと交流する生徒が増えています。
Project in English高校
英語を学ぶことにとどまらず、テーマを考察する授業を行います。
高1から高3まで、週2時間実施。与えられたテーマに基づいて、生徒自らリサーチし、発表する形式を基本にした授業です。
アウトプットに重点を置き、英会話とは一線を画しています。
高1
「日本と世界のつながり」をテーマに、スピーチをしたり、ポスターを作成しグループ発表を行っていきます。
高2
「世界が抱える諸問題」をテーマに、貧困、差別、環境問題など幅広く調査し、討論やプレゼンテーションを行います。
高3
卒業論文における自身の課題研究を英語で発表。
グローバルな視点で問題を解決する力を育成していきます。

英会話講座
高校で日常会話を習得する
ネイティブの教員たちが週3回程度、放課後に英会話講座(初級・中級・上級)を開講しています。
受講料は無料。
教養総合で訪れる国について英語で学ぶなど、他の授業との連携も進められています。

国際理解教育高校
英国短期語学研修高校希望者
夏休みの3週間、イギリス南部のボーンマスでホームステイをしながら語学学校に通い英語を学びます。希望者対象です。
近郊の都市を訪れるなどのアクティビティも行われます。

ターム留学高校希望者
ニュージーランドでホームステイをしながら、現地の高校に通い、現地校の生徒と授業を受けます。期間は、本校の3学期にあたる1月から3月下旬までの約3か月間。
最初に英語の集中レッスンを受けるため、スムーズに学校生活に溶け込めます。
高1と高2の希望者が対象です。

台湾交流プログラム中・高希望者
冬休みに3泊4日で希望者に向けて実施。姉妹校である海山高級中学を訪問して授業に参加、生徒と市内を散策します。
現地では小籠包作りに挑戦してみたり、故宮博物院や台湾総督府なども見学します。
なお、同校の生徒も2年に1度、中附に来校します。

単位認定留学高校希望者
単位認定留学とは、国外の教育機関で1年間に取得した単位を、本校で修得した単位とみなす制度です。留年せずに3年間で高校を卒業できるメリットがあります。
この制度を活用して各国に留学する中附生も増えてきました。

Message
「レシテーションコンテスト」中学
口の形から意識した学習が、発音のレベルアップにつながった。
英語の課題文を暗唱する「レシテーションコンテスト」において、中1では学年最優秀者、中2ではクラス最優秀者に選ばれました。もともと英語が好きで発音にも力を入れてきたので、評価いただいたことはうれしかったです。
中2では「The giving tree」という絵本の一部を暗唱しました。練習では、聞き取りやすいように「主語と述語を強調して発音すること」、「LとRなどの似た音をしっかり区別すること」などを大事にして取り組みました。また、内容が悲しい物語なので、感情を込めて子どもに語りかけるような口調で話すことも意識しました。
中附では、英語の基礎である英文法を身に付ける「総合英語①」、身に付けた英文法をさらに深め使う「総合英語②」、英語でリサーチと発表を行う「Project in English」という3種類の英語の授業があり、英語の技能を総合的に伸ばすことができます。
発音についても、先生が動画で見せてくれた口の形を真似して練習したことが、きれいな英語で話すスキルにつながったと感じています。まだ会話になると、ネイティブのスピードについていけないところがあるので、テンポよくコミュニケーションできることを目標に今後も取り組みたいと考えています。
検定試験にも積極的にチャレンジするつもりです。

「ターム留学」高校
常に「理解し伝えたい」という思いを大切にした。
高1の3学期に3か月、ニュージーランドでのターム留学に参加しました。
現地では2週間の体験プログラムを経て高校に通学して学習。最初はオールイングリッシュの授業に緊張の連続でしたが、慣れていくにつれて特に高いハードルと感じることなく学べるようになりました。カリキュラムは、大学のように生徒が興味のある科目を選択し、それぞれの時間割で学ぶようになっています。特に印象に残っているのは、マオリ族の文化を学ぶ授業。マオリの楽器を演奏したり、オールブラックスが試合前に行うことで有名な民族舞踊「ハカ」を体験したり、留学生がクラスに私一人という状況で貴重な体験ができました。
他にもアウトドアエデュケーションとしてサーフィンを教わるなど、興味深い授業がたくさんありました。滞在している間はずっとホームステイをしており、ホストファミリーや同じ家に宿泊していたドイツ人留学生とも親交を深めることができました。3か月という短い期間でしたが、懸命に理解し伝えようと奮闘し続けた結果、以前よりも英語でのコミュニケーションに自信を持てるようになりました。
大学ではもっと長期間の留学に挑戦したいと思っています。
