教養総合 News&Topics 「アントレプレナーシップ入門」にて特別授業を実施
高校2年生対象の教養総合Ⅱ「アントレプレナーシップ入門」にて、ドーモ株式会社様のご協力のもと、お二人の特別講師を招き授業を実施しました。テーマは、「ビションに共感する仲間をどう集めるか」と「ビジョンでどう社会を変えていくか」。
一人目は、サッカーチーム “Edo All United”のCEO 平井孝明さん。Edo All Unitedは、本田圭佑さんが発起人となり、「プロサッカークラブを作ろう」(通称サカつく)というテレビゲームをリアルにやってしまおう、というテーマのもと作られたサッカーチーム。ファミリーと呼ばれる会員が、提案や投票という形でサッカーチームの経営に関わる異色のサッカーチームです。授業ではその運営や現在抱える課題を平井さんにお話しいただいた後、グループで話し合いその解決策を発表しました。価格やターゲットなどに関する提案や、子ども向けのイベントの開催、SNSの活用など様々なアイデアが出ましたが、ゲーム性や収益性など現実的な経営を考慮した上でアイデアを実現させることの難しさを実感しました。ビジョンをどう伝えるか、どのようにビジョンを経営につなげるかということを、異色な運営形態を持つサッカーチームのリアルな経営をもとに考える経験は、大変貴重なものになりました。
二人目のゲストは、NPO法人「優タウン」代表の小沼陽子さん。「優タウン」は不登校の子どもも興味があることを思いっきり学べるように、地域の色々な場所を活用して、家庭と地域がつながり、子どもに学びの場を提供することを目指して活動しているNPO法人です。小沼さんもご自身のお子様が不登校だったそうで、その時のお話もしてくださりました。
“息子を朝学校に行かせようとすると、息子はものすごい力で抵抗し、身体が学校に行くことを拒否しているようだった。こんなにも強い意志があるのだから無理に行かせることには意味がないと思った”
不登校に我々 (教員も、同級生も、そしておそらく保護者の方も) は、どうしても理由を求め、理由を探そうとする。でも確たる理由がない場合だってある。本人だってわからないことも多いはず。不登校の生徒は年々増えている。昨今は、「無理することはないよ」と教員も言う。もちろんそれは間違っていない。けど、その後どうする・・・?
小沼さんは、「その後」を作ることに本気で、必死に、そして何より楽しそうにやっている方でした。生徒はそんな小沼さんの話を聞き、「学校ってどんな場所であるべきか」というテーマでディスカッションしました。知らないこと、気づかなかったことを多く話し合えたような気がします。
今回講師として授業をおこなってくださった小沼様、平井様、またドーモ株式会社の酒井様、本当にありがとうございました。「アントレプレナーシップ入門」では、「自分のミッションの実現」をテーマに授業を展開しています。以下、HPや関連記事もぜひお読みください。
今回の特別授業のプレスリリース (ドーモ株式会社)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000159.000026007.html
Edo All United HP
NPO法人「優タウン」HP
https://homeschooling-town.com
アントレプレナーシップ入門 公式インスタグラム
https://www.instagram.com/chufu.entre?igsh=MXQybHFna2ViM3IwOA%3D%3D&utm_source=qr
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