教養総合Ⅰ 調査を振り返りまとめ始めよう
11月06日(水)5時間目、17回目は「調査を振り返りまとめ始めよう」という授業。
前回の調査結果発表会での中間発表を振り返り、探究の過程を見直す時間です。今回は「研究の振り返り裁判!」という形ですすめていきました。
被告人を「先週発表した研究報告」とし、発表者を裁判官とします。グループのメンバーは検事と弁護人とに分かれ、発表内容を追及または弁護していきます。探究を進めていく上で他者の意見は欠かせませんが、発表に対する意見表明はなかなか難しいものです。検事・弁護人というそれぞれの役割を担うことによって、発表内容に対する見解を述べやすくするのがねらいとなります。実際、裁判という形式を採ったことによって、活発で建設的な意見交換が行われていました。
議論が終わったら、発表者である裁判官が、自身の研究発表に対して「有罪」か「無罪」かを言い渡し、今後の研究においてすべきことを明らかにしていきました。これまでの研究を別の視点から振り返る、得がたい機会となったようです。
本授業のテキストは、『課題研究メソッド 2nd Edition』(岡本直也 著.啓林館.2021)を使用しており、ワークシートもこれを元に作成しています。