News＆Topics 物理部 【物理部】Ene-1 MOTEGI GP　完走

モビリティリゾートもてぎで10月8日、単三電池40本のエネルギーで走るEVカーによる耐久レースEne-1 MOTEGI GPの競技が行われ、本校物理部が初出場しました。

物理部が出場したKV-40 DivNEXTクラスは、単三充電池40本のみを動力源とする自作の電気自動車を用いてモビリティリゾートもてぎの西ショートコース（1周1.5km）を走行するレースです。レースは予選と決勝に分かれて行われ、予選では1周のタイムを、決勝では45分間の周回数を競います。予選と決勝のそれぞれで順位に応じたポイントが付与され、合計ポイントの最も多いマシンが優勝となります。競技が始まったら充電や電池交換は行えないため、電費とスピードをいかにして両立するかチームの技術力とドライバーのテクニックが問われる大会です。

物理部では2020年後期より本大会への出場を目指して活動してきました。途中新型コロナウイルスの影響で活動できない時期もあり、当初より1年遅れとなりましたが今年遂に初出場を果たすことができました。我々が出走したKV-40 DivNEXTクラスには中学生チームから大学・高専・専門学校チームまでの20台が出走しました。物理部のマシン（91号車）は予選17位、決勝14位でレースを終え、総合17位（完走17台）で目標としていた完走を果たしました。

次はより上の順位でのフィニッシュを目標に、マシンのスピードと信頼性の向上に努めていきます。引き続き応援よろしくお願い致します。

＜ドライバーのコメント＞

細渕大希（予選担当・高3）

「私はKV-40 DivNEXTに予選タイムアタックのドライバーを担当した。高校3年間を物理部としてこの大会に向けて活動してきて、遂に出場することができた。大会当日は時間があっという間に過ぎていき、途中うまくいかないこともあった。それでも、無事事故なくレースを終われたことは本当によかった。もっと出来ることがあったのではないかとも思うが、この挑戦の記憶は己にとって大きな意味を持つものになった。私はこれで物理部を引退するが、今後の人生でこの経験を武器に向き合っていこうと思う。」

秋田倫大（決勝担当・高3）

「電気自動車の製作に取り掛ってから丸2年。無事に一つの結果を残すことが叶いました。新型コロナウイルスの影響を受けながらの活動でしたが、何とかなりとても良かったです。マシンの製作中、多くの方に応援を頂きました。特に学校説明会や白門祭にて展示走行を行った際の反響が大きく、大変励みとなりました。本当にありがとうございました。来年以降も後輩がマシンの製作を続けていきますので、引き続き応援よろしくお願いします。」