News&Topics 生物部(Wild Life) 日本森林学会 最優秀賞受賞
2024年3月10日に東京農業大学で開催された第135回日本森林学会大会において、第11回高校生ポスター発表の結果が発表され,高校3年生の松本敬さんが「最優秀賞」を受賞しました。
松本さんは「高尾山におけるムササビの分布調査とGIS分析 ―生物多様性保全機能を重視した目標林型の提案―」を発表、日本全国から応募された作品の中から見事に最優秀賞を受賞しました。
以下本人からのコメントです。
「この度、日本森林学会高校生ポスター発表で最優秀賞を受賞できたことを大変光栄に思います。私は中学1年の時から生物部に所属し、高尾山のムササビ分布調査に参加してきました。中学2年で研究班長となり、高尾山全体に調査範囲を拡大しました。高校1年からは調査結果の分析を開始。更なる研究の質の向上を目指し、高校2年で教養総合Ⅰの『地理情報システム入門』講座に参加しました。GISを活用することで、調査データをデジタル地図として可視化し、複数の情報を対比する能力を身につけました。
この過程を経て、人工林の活用と森林の生物多様性保全を重視した持続可能な森づくりについて考察し、提案することができました。6年間の研究の成果を今回の大会で発表できたのは、中附の探究活動に対する環境に支えられたおかげです。この場を借りて、調査に協力してくれた生物部の皆さんや後援してくださった先生方に深く感謝申し上げます。
21世紀は『環境と情報の世紀』です。先端技術を自然環境や生物多様性の保全に活用することの重要性は疑いありません。今後も探求心を持ち、学んだ情報技術を活かして研究活動に励んでいきたいと考えております。」