News&Topics 中央大学理工学部で 卒研発表会(高3理系)
1月17日(水)に高校3年生による、中央大学理工学部での卒業研究発表会を行いました。
高校3年生は、卒業研究(教養総合Ⅲ・PISⅡ)として1年間かけて自身の設定したテーマについて科学研究を行ってきました。物理・情報コース、化学コース、生物コースのいずれかに所属し、教員の指導の下、先行研究を調べ、自身の疑問を研究テーマや目的へと意義づけ、実験方法や分析方法まで決めてきました。仮設通りの結果になる場合もあれば、予想外の結果にもなります。これらを考察し、校内の発表会、SSH指定校合同発表会を経て、この発表会に至りました。
当日は、大学の先生方や大学生、中央大学高校の先生や生徒が視聴してくださりました。大学の先生方の質問は鋭く、一方で研究をより発展させてくれるものばかりでした。
午前の発表の優秀者3名は午後に再度発表を行いました。いずれもハイレベルなもので、なかには学会発表をしたものもありました。
この1年間を振り返って、
「自分が気になったことを自分の思うように研究することはとても面白かったです。しかし同時に何をすればいいのか分からない迷子のような気持ちになることも多かったです。」
「きついことを言われることはあったけど、いざ実践すると納得することが多かった。」
「初めて会った人にもわかるように説明する力や考えていなかった突発的な質問に対して対応する力がついたと思う。また、高校生で同じような研究をしている人が思っていたよりたくさんいて驚いた。」
など、研究の厳しさを知るとともに喜びを覚え、発表での気づきを語る生徒がいました。
発表者の多くは、4月には中央大学理工学部に進学します。高校で卒業研究を経験した者として、中大生・他大学のなかでも一歩リードして周りを牽引してくれることを願っています。