News&Topics 12/2 <高3Project in English> 英語による科学研究発表会参加(茨城県立緑岡高等学校 主催)
茨城県立緑岡高等学校は毎年12月に「英語による科学研究発表会」を開催しており、2023年度は第9回となります。今年も本校からは高校3年生3名が参加しました。
対面での発表の経験を通して、研究内容の深化や、また同世代の人が様々な研究を互いに発表し合うことによる意欲向上、そして英語によるプレゼンテーション力について自信を持つ様子が見受けられました。
・発表した生徒の感想
私達の学年が中附中に入学した年にSSH校に指定されました。しかし、高校に入るまでそれが何なのか、全く分かりませんでした。
中1のとき英語が大の苦手だった私は、まさか自分が他校の発表会で英語発表することになるとは思ってもみませんでした。さらに言えば、自分が「研究」を行い、それについて様々な人に発表することになるなどとは思ってもみませんでした。そういう点においてSSHは私の人生観を変えたと言えると思います。
卒業研究についての発表は、今回が5回目でした(SSH 関東、SSH関係の交流会 2回、学会発表)。しかし、5回目であっても英語発表ということは私を緊張させました。
英語発表は私にとってハードルがすこし高いものであって、憧れでもありました。何故憧れであったかというと、以前発表で参加したSSH関連の交流会でのことです。外国のインターナショナルに通う人々も参加していましたが、その時一緒に発表に来ていた中附生は、インターナショナルの学生に、なんとか英語で自分の研究内容が伝えられるように尽力していました。しかし、私は自分のポスターセッションの時間ではないことをいいことに傍観していました。この出来事はわたしに英語発表への憧れをいだかせたのです。
卒研は約1年かけて仕上げたとても思い入れのある研究です。その研究を英語で発表することは、卒研の締めくくりとして、とても意義のあるものです。今回の発表では、前日はとても緊張していましたが、直前は自分が行った研究を他の人に聞いてもらえるいい機会だと感じることができ、とてもワクワクしていました。
中附にはPIEがあるため、英語で発表するということは同世代に比べて少しハードルが低いのかも知れない、そう気づいたのは最近のことです。PIEが何につながるのかは、生徒にとっては経験をしないと気づけないのかもしれません。もっと早く生徒にPIE の目的や凄さが伝わるよう工夫してもらうことがPIEに残された課題だと思いました。
わたしの高校2、3年はSSHに染まっていたと思います。
一生懸命研究を行い、それをポスターに綺麗にまとめ、日本語だけではなく英語でも発表する。
これらの経験は大学でも大いに役立ち、私たち中附生は他の人に比べてリードできると思うので、良い授業だと思っています。
・茨城県立緑岡高等学校 SSH事業ページ