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教養総合 グローバル News&Topics 【教養総合Ⅱ】「アントレプレナーシップ入門」シリコンバレー研修

高校2年生の教養総合Ⅱ「アントレプレナーシップ入門」の受講者は、研究旅行として10/23 (月)〜10/28 (土)の日程でアメリカ・サンフランシスコを訪問しました。本研究旅行は「自分自身のマインドセットを変える」をテーマに、シリコンバレーで活躍する様々な方との交流、現地高校の訪問、企業訪問などを軸に研修を行いました。今回は、スタンフォード大学とDesigh Tech High Schoolの訪問の様子を報告します。

スタンフォード大学では構内のキャンパスツアーに加え、経営大学院及び教育大学院で学ばれている現役の日本人学生の方々と交流しました。「スタンフォードの授業」「留学について」「キャリアについて」「英語力」「学歴の捉え方」など様々なテーマについて、示唆に富む考えをたくさん我々にアウトプットしてくださいました。特にここでは、学歴についての固定概念が崩されたように思います。「アメリカに来たら日本の大学名なんて通用しない」というのは院生の方々からの共通のメッセージ。では大事なものは何か。スタンフォードでは、“What matters most to you and why?” (あなたにとって最も大切なものは何か。それはなぜか) という題材のエッセイが課されます。まさに、その問いを考える入り口に生徒は立ったのではないか、と思っています。

Design Tech High School (d-tech) は、「デザイン思考」を教育プログラムの多くの部分に取り入れて授業を実践しているアメリカの中でも非常に先駆的な学校です。3年間のカリキュラムの中の6分の1の授業が以下の写真に示す “Design Realization Garage”と呼ばれる教室で行われます。d-techの訪問では、授業体験、キャンパスツアー、ミニ講義、学生との交流を行いました。デザイン思考が取り込まれている授業を目の当たりにし、中附生も「デザイン」「アート」、また「人間中心」といったデザイン思考やSTEAMのキーワードについて再考する良い機会になったように思います。d-techの学生と一緒に昼食もとり、交流を深めることができました。

Design Tech High School ホームページ

https://www.designtechhighschool.org/

以上、シリコンバレー研究旅行のハイライトを紹介しましたが、この他にも楽天オフィス訪問、シリコンバレーのビックテックで働く日本人社員様の講演、そして自主研修と盛り沢山の研修でした。最後に、スタンフォード経営大学院の校舎の石碑にあるナイキの創業者 フィル・ナイト氏の言葉を紹介します。生徒には今回の研修をもとに、広い視野で自分自身を見つめ直し、学びにつなげ、そしていつか「不確実だが楽しいであろう選択」をしてほしいと担当者は期待します。

“There comes a time in every life when the past recedes and the future opens. It’s that moment when you turn to face the unknown. Some will turn back to what they already know. Some will walk straight ahead into uncertainty. I can’t tell you which one is right. But I can tell you which one is more fun.”

-Phil Knight