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8/11-14ペルセウス座流星群を見よう(地学研究部)

今年のペルセウス座流星群は月明かりの影響もなく絶好の観測条件がそろっています。

8月11日(水)夜から8月14日(土)朝まで夜空を観察してみましょう。

流星群観察のポイント

  • 流星は21時頃から出現し、夜半過ぎから増加します。
  • 最も流星が多くなるのは8月13日(金)夜明け頃(東京は午前3時頃)。
  • 空の暗い場所ほど流星は見やすくなるため、市街地では街灯が視野に入らないようにしましょう。
  • 流星は空全体に出現。なるべく空の広い範囲を見渡しましょう。
  • 目が暗い屋外に慣れるように15分以上は観察を続けるのがコツ。楽な姿勢でゆっくりと流星を待ちましょう。
  • 新型コロナウィルス感染症対策を行いながら、虫除けなども用意して安全な場所で保護者の方と観察しましょう。

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ペルセウス座流星群/お勧めサイト

流星と流星群のお話し

突然ですが、皆さんは流星をご存じですか?

流星は、一般的には「流れ星」と呼ばれ、流星が見える間に願い事を3回言えたら願いが叶う(迷信)と言われている天文現象の一つです。

写真1 は、地学研究部が撮影した流星の写真です。アンドロメダ銀河の撮影中に流星(画像中央、アンドロメダ銀河のすぐ上部)が偶然現れた様子をとらえた大変貴重な写真です。

アンドロメダ銀河M31と流星
写真1.アンドロメダ銀河M31と流星(地学研究部撮影)

-「流星」とは-
流星の正体は、宇宙空間に浮かぶチリの粒です。大きさは数ミリメートル〜数センチメートル、1円玉よりも軽いものがほとんどです。このような小さなチリが地球の大気に飛び込んできて発熱し、周りにある大気の成分を発光させながら、一定の距離を進んで消える現象が「流星」です。

-「流星群」「放射点」とは-
流星群とは、ある時期に星空の一点を中心にして、普段より多くの流星が現れる現象のことです。この「星空の一点」のことを「放射点」や「輻(ふく)射点」といいます。ただし、実際の星空に放射点が見えるわけではありません。流星群は、放射点のある星座の名前をとって「ふたご座流星群」や「ペルセウス座流星群」などと呼ばれます。

写真2 は、地学研究部が2001年11月の大出現時に長野県乗鞍高原で撮影した「しし座流星群」の写真です。星空の一点からたくさんの流星が現れていることが分かります。

しし座流星群
写真2.しし座流星群(地学研究部撮影)

流星群には様々な種類がありますが、中でも毎年多くの流星が現れる「しぶんぎ座流星群(1月初旬)」、「ペルセウス座流星群(8月中旬)」、「ふたご座流星群(12月中旬)」は、「三大流星群」と呼ばれています。流星を見る一番のチャンスです。

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