「フクシマ」を考える オンラインフィールドワーク
本校はSSH指定校となってから、福島県庁ならびに福島県観光物産交流協会のご協力の下、毎年福島県を訪れ、フィールドワークを行ってきましたが、今年度は緊急事態宣言の発令に伴い、やむなくプログラムを中止いたしました。
そこで、3回にわたって本校と現地をオンラインでつなぎ、オンラインフィールドワークを行いました。
フィールドワークでは、原発事故にともなう震災関連死、除染や中間貯蔵施設への土壌搬入、住民の帰還や地域づくりなど、さまざまな現状について、一般社団法人とみおかプラス事務局長の佐々木邦浩さんと対話を行いました。
また、福島民報社地域交流局部長の渡部育夫さんから風評被害や報道のあり方、地元地方紙として心がけていることなど、さまざまな観点からメディアのあり方についてもお話を伺いました。
今年は東日本大震災及び原発事故から10年の節目の年になります。
「もう十年」「やっと十年」「まだ十年」と地元の方々も様々な感情が入り混じる中での十年というお話もありましたが、今後ともフクシマを見続け、考え続けていきたいと改めて感じるフィールドワークとなりました。