令和元年度東京都内SSH指定校合同発表会 参加報告
12月22日に「令和元年度東京都内SSH指定校合同発表会」が東京都新宿区・工学院大学新宿キャンパスで開催されました。今年度の発表校は16校となり、物理、化学、生物、地学、数学、情報の各分野から多種多様な発表が行われました。発表件数は405件(口頭発表16件、ポスター発表389件)となり、昨年度の312件から大きく数を伸ばし、各校のSSHへの取り組みの加速が感じられる大会となりました。
本校からは石本貴昭さん(高2)が「円に内接する四角形のオイラー線に関する補助定理と予想について」のタイトルで口頭発表を行いました。
この研究は、四角形が円に内接するとき、その対角線によってできる4つの三角形のオイラー線がただ一点で交わるという性質を解析幾何を用いて証明したものです。特に高校数学の範囲で証明が記述されているところに本研究の特徴があります。
石本さんは、今後、この定理を多角形に拡張することを目指しています。石本さんは数学分野での口頭発表に加え、地学分野での成果を含む2件のポスター発表も行っており今後の活躍が期待されます。
ポスター発表では、物理1件(卒業研究)、化学14件(卒業研究)、生物13件(卒業研究、教養総合マレーシア・ランカウイ島)、地学6件(卒業研究、地学研究部)、 数学12件(教養総合カナダ、個人研究)、情報1件(卒業研究)の合計47件を出展しました。昨年度と比べると研究分野の幅が広がり、ポスターデザインの質も向上させることができました。なかには厳しい質問やコメントをいただいたものもありましたが、活発な議論が行われましたので生徒にとってよい刺激になったと思われます。
歩きスマホに関する研究。情報分野での発表は本校では初。
昨年に続き2回目の参加。オーロラの3次元解析について発表。
野菜の味を科学的に検証した結果を英語で発表。
歩きスマホに関する研究最近注目されている紙ストローに関する研究を発表。