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沖縄修学旅行2日目

はいさ~い

 

沖縄のみなさんの元気なご挨拶とともに、2日目が始まりました。

 

 

 

 

 

もちろん、本校の生徒たちも朝から元気いっぱい!

昨日の夜はみんなうっかり(?)寝落ちしたそうです。

もりもり朝食を食べていました。

 

お腹を満たしたところで、平和学習スタート!

バスの車内で「ボランティアガイド友の会」の方の案内を聞きながら沖縄県平和祈念資料館へ。

 

 

 

 

資料館の中には、ガマの中で赤ん坊を静かにさせようとする家族のジオラマが展示してあります。

「これが一番つらいかも・・・・・・」

赤ん坊の口と鼻をおさえる母親の横にしゃがみ込み、周囲の他の家族と同じ姿勢をとった生徒がつぶやいた一言が印象的でした。

戦争のおそろしさに触れた瞬間だったのかもしれません。

 

平和祈念資料館をあとにし、続いて向かったのは糸数壕(アブチラガマ)。

 

 

戦時中、壕の中で沖縄の住民たち、ひめゆりの学生たち、そして日本兵がどのように過ごしていたのか。

ガイドの方の解説に耳を傾けているうちに、当時の様子がありありと目に浮かんできました。

 

特に生徒たちが驚いていたのは、壕の中で全員の懐中電灯を消したときです。

本当に何も見えない暗闇で、いくら時間が経っても目の前にかざした手のひらすら見えません。

ガマの中にはまったく光が届かないのです。

そんな場所で横たわり、置き去りにされてしまった負傷兵の気持ちに思いをはせつつ、平和の大切さを改めて認識しました。

 

あっという間に午前中の行程が終了し、昼食会場の優美堂へ。

 

 

おいしい沖縄そばとジューシー(炊き込みご飯)を堪能し、今度は嘉数高台へ。

 

米軍の上陸した読谷、ニュースや新聞でよく目にする普天間基地を眺めることができました。

オスプレイが整然と配備された普天間基地にみんな興味津々。

ガイドさんの解説が終わると、夢中になってシャッターを切っていました。

 

 

 

中部の激戦地を見学し、いよいよ平和学習最後の目的地「道の駅かでな」へ。

ここで「ボランティアガイド友の会」のガイドさんとはお別れとなります。

 

ガイドさんは沖縄をめぐる問題には賛否両論さまざまあること。

そのどちらにも耳を傾け、自分で考えることの大切さを教えてくれました。

そして最後に「歴史を学ぶことは過去と対話すること。そして今を生き、未来を生きることは過去をつくること。君たちがすばらしい過去をつくってくれることを期待している」と力強いメッセージをいただきました。

 

生徒たちはガイドさんとのお別れを惜しみつつ、ホテルへ。

 

ホテル到着後、夕食までの間はフリータイム。

ホテルのプライベートビーチに出て、みんなで青春の思い出をつくりました!

 

 

 

 

ビーチでインスタ映えする写真をたくさん撮り、2日目の夕食。

 

 

 

 

腹ごしらえを済ませた一行は、本日最後のプログラム。

ナインティナインの岡村隆史主演「てぃだかんかん」のモデルとなった金城浩二さんのお話をうかがいました。

 

 

言うまでもなく、金城さんはサンゴ養殖の第一人者です。

そんな金城さんですが、その人生は困難の連続だったそうです。

批判や嘲笑の的となりながらも、どうして金城さんはめげずにサンゴの養殖を続けることができたのか。

 

それは「大切なものをずっと大切に」してきたから。

中学生の生徒たちには、自分にとっての「大切なもの」が何なのか。

それすらまだうまく思い描けない者もいるでしょう。

しかし、いつの日か、その「大切なもの」と出会ったとき、気がついたときに、金城さんと同じようにそれをずっと大切に守ってほしいと思います。

小さくまとまらずに、中附生らしく大きく羽ばたいてくれることを心から願っています。

 

(その見た目とは裏腹に)穏やかで、心に刺さる金城さんのお話は、あっという間に終わってしまいました。

 

これで2日目も終了です。

おかげさまで生徒たちはみんな元気です!

 

明日はずっと楽しみにしていた体験学習。

クラスの枠を越え、平和学習とはまた違った沖縄の一面を体感してきます。

 

どんな経験をしてくるのか。

明日のレポートもお楽しみに!!