中学3年生沖縄便り1日目
中学3年生は、今日26日から沖縄修学旅行です。
朝、羽田空港に9時集合、皆無事に間に合いました。
搭乗口、いよいよ搭乗です。
飛行機の中では、爆睡状態の生徒もいます。機内では、「中央大学附属中学校の修学旅行の皆様」と機長から歓迎の放送がありました。
さあ、予定通り13:30に那覇に到着。やはり、東京よりだいぶ暖かいですね。半袖でも蒸し暑く感じます。日差しも違います。さあ、これからバスに乗車、どんな4日間になるでしょう。
みんなまだ元気そう。
まず、平和祈念公園に向かいます。日本軍の最後の抵抗拠点で、多くの住民も巻き添えとなった場所です。
平和の礎。沖縄戦で犠牲となった20万以上の人々の名前が、敵味方、軍人、民間人を問わず刻まれています。
多くの人々が命を落とした海岸線ですが、祈念公園の前に広がる海は、とっても穏やかでした。
平和の礎から健児の塔に向かいます。途中、日本軍の最後の司令部のあった壕の脇で説明を受けます。
司令部の崖の下の壕へ、司令部に食事を提供する炊事場があったそうです。壕の中に入り、当時の状況に思いを馳せます。
健児の塔の前にて。当時は、師範学校の生徒も動員され、多くが命を落としました。今の生徒たちには、はるか昔の物語ですが、何かを感じ取ってくれれば、と思います。
18:00ホテルに到着。皆さんお疲れ様でした。初日から結構歩きました。おいしい食事が待っています。
食事の後は、平和講話です。沖縄戦の時に10歳で、戦場をさまよった経験談を、玉木利枝子さんから伺いました。多くの家族、親戚、友人を目の前で失いながら、九死に一生を得た体験です。生徒たちは、一日歩いて疲れていたはずです。でも、今日見てきた摩文仁の丘の一帯で、生死の境をさまよったという話に、見てきた穏やかな海の風景を重ねながら、玉木さんの迫力のある体験談に聴き入っていました。こうした自分の体験を語れる語り部は、今では大変少なくなってきているそうです。生徒にとっては、平和のありがたさを知る、得難い講話となりました。
さあ、明日は、6:30起床です。