中学：スクールランチ　第１１ラウンドが本日で終了しました　（11/4〜10日）

スクールランチ第１1ラウンドのテーマは豊かな水と緑、そして温暖な気候に恵まれた愛知の郷土料理です。この自然の恵みの中で採れた農作物を主に使い、地域の味として古くから守り作られてきた食文化の味わいの基本は、味噌・醤油・みりんなど、発酵作用を利用する独特の「醸造文化」にあります。一般的に、味噌は、煮立たせると風味が落ちるものですが、愛知の豆味噌は煮込めば煮込むほど旨くなる不思議な調味料です。今回の味噌かつなどがこの豆味噌を使った代表的な愛知の郷土料理です。味噌かつの起源は戦後の屋台で、串かつをどて鍋の味噌につけて食べるたらという庶民のひらめきから生まれました。これが洋食店やとんかつ専門店などにも普及し、今日では愛知県内でとんかつを出すレストランでは、豆味噌かソースを選べるほど浸透しています。好奇心旺盛な愛知の人々は、ひつまぶしや小倉トーストに代表されるように、すでにあるものと別のものをうまく組み合わせて新しい味や食べ方を生み出すことに熟練しているようです。今回の献立は、他に、この豆味噌を使った里芋の赤だし、もやしと小松菜のお浸しと白飯です。総栄養価は 940カロリーになります。