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中学:スクールランチ 最終(第17)ラウンドがはじまりました (2月20〜26日)

本年度のスクールランチは今回の第17ラウンドで終了となります。最終回のテーマは郷土料理「石川県」です。石川県は中部地方北部の日本海に面し、金沢を県庁所在地とし、現在の人口は約115万人で北陸街道によって畿内と接して、その文化圏に属する県です。
今回の主菜は金沢の郷土料理として有名なハントンライスです。今から40数年前、金沢市の繁華街にあったレストラン「ジャーマンベーカリー」が考案したのが始まりです。元祖のハントンライスは、たっぷりのバターで炒めたご飯をケチャップで味付けし、とろとろの薄焼き卵をのせ、その上に白身魚のフライをのせ、さらにタルタルソースとケチャップをかけて、完成する一品でした。発売と共に爆発的人気を博して、あちこちの店でも食べられるようになりました。現在では、50店舗以上で各店独自のオリジナルのハントンライスが提供されています。名前の由来は東京で修行していた料理人がハンガリー料理からヒントを得たことから、そのハンガリーの「ハン」を取り、さらにオムライスの上にマグロのフライのせられていたため、そのマグロのことを洋食をリードするフランスで「トンthon」と言うことから、「ハン」+「トン」 でハントンライスとなったとされています。
吸物は県の郷土料理である「めった汁」です。 豚汁によく似ているのですが、サツマイモが入っている点が違います。めった汁の「めった」の語源は、やったら「めったら」具を入れるの”めった”に由来しているようです。家庭ごとに作り方や具材も異なりますが、「めった汁」は例えば100人前と大鍋に煮込んで大量に作ることができます。従って、石川県ではイベント、地域行事や学校行事などで大活躍しています。茶菓として、よもぎの香り高い草大福が加わり栄養価は995カロリーでした。
最終ラウンドのスタート日となった20日は、みくに出版『進学レーダー』の取材が入り、若干、いつもと違う雰囲気になりましたが、生徒たちは記者の方の質問に丁寧に対応していました。この時の様子は『進学レーダー5月号』に掲載される予定です。