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中学:スクールランチ第8ラウンドが28日で終了しました(9月22日〜)

今回のテーマは「海上自衛隊レシピ」でした。今回のメインは、よこすか海軍カレー。今日、多くの日本人が食しているカレーはインドではなくイギリスのカレーだそうです。シチューはイギリス人が好む料理なのですが、味付けに使う牛乳は保存が効かないため、イギリス人の船乗りが航海中に口にするのは困難でした。船乗りたちは、試行錯誤の末、シチューと同じ食材(肉、ニンジン、ジャガイモ、玉ネギ等)に、長持ちするカレーパウダーという香辛料を用いた料理「カレー」を考案。これが軍隊食としてイギリス海軍の定番となりました。19世紀、日本の海軍は、イギリス海軍をモデルに発展したこともあり、調理が簡単で栄養バランスに優れたカレーが船上での食事として取り入れられました。当初はイギリス式でパンにカレーをつけて食べていましたが、日本人にはしっくり来ませんでした。そこで、パンをご飯に代えられないかと考えだされたのが、小麦粉を加えてとろみをつけて、ご飯にかけて食べるカレーライスでした。これが日本海軍の定番となりました。船を離れた兵士たちがそれぞれの故郷に戻り、カレーライスの普及に一役買うことになったのでした。横須賀は、海軍と共に歩んで来た街であり、カレーは横須賀から日本中に広がったといっても過言ではないでしょう。
長い航海で曜日感覚が麻痺するのを防ぐため、毎週金曜日にカレーを食べる慣習が生まれましたが、今でも毎金曜日の昼食に全国4万強の海上自衛隊員が全員、カレーライスを食べています。
今回のメニューはよこすか海軍カレーの他に、じゃこサラダと牛乳が加わり、栄養価は848カロリーでした。