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News&Topics 中学1年生 探究ウイーク2025報告

2学期中間試験が終わった翌日から始まった本校独自の教育プログラム『探究ウィーク』。
10月18日(土)から25日(土)までの1週間、中学1年生は多彩な体験を通して、「探究」の一歩を踏み出しました。

中央大学「学校応援プロジェクト」に所属する大学生を講師に迎え、「SNSリテラシーといじめ防止」をテーマとした特別授業を実施しました。
生徒たちは、SNSに潜む危険性や個人情報の扱い方、

そして「傍観者の行動」もいじめに関わる大切な要素であることを事例やワークを通して考えました。

「少しの情報でも個人が特定される怖さを知った」
「見て見ぬふりも加害につながることを学んだ」
「SNSは便利だけど、使い方を間違えると怖いと感じた」

身近なテーマを通じて、自分の行動や言葉の責任を考える貴重な機会となりました。

10/21(月)、10/21(火) 中央大学キャンパス訪問

10月20日(月)は理工学部(後楽園キャンパス)、21日(火)は文系学部(多摩キャンパス)を訪問しました。
中央大学の附属校出身の大学生が講演し、生徒たちは身近な“先輩”の姿から、将来への具体的なイメージを膨らませました。

「理系=難しそうと思っていたけれど楽しそう」
「社会のことを学ぶのも面白いと感じた」

理系・文系を早く決めるのではなく、いろいろな分野に興味を広げながら、自分の“好き”を育てていくことの大切さを実感できる機会となりました。

・多摩キャンパス訪問の様子

10/22(水)TGG(Tokyo Global Gateway青海)研修

「英語だけで過ごす」1日を体験するTGG研修では、空港・ホテル・カフェなど、海外を模したリアルな環境で、買い物や注文、旅行の相談などをすべて英語で挑戦しました。

最初は緊張していた生徒たちも、優しくリードしてくれるエージェントやネイティブの先生のおかげで、次第に笑顔に。

授業で学んだ単語や文法を使いながら会話したり、海外文化(オーストラリア、火星探査、オノマトペなど)に触れたりと、英語を「勉強」から「実体験」へとつなげる一日となりました。

英語だけで生活することの大変さを感じつつも、

「思ったより通じた」

「ジェスチャーでなんとか伝わった」

「間違えてもフォローしてくれたので楽しかった」

など、前向きな声が多数寄せられました。

また、英語力だけでなく、勇気を出して話すことやチームワークの大切さを学んだという感想も目立ちました。

TGGでの一日は、生徒たちにとって「英語を学ぶ」から「英語で世界とつながる」へと意識が変わる貴重な経験となったようです。

10/23(木) SDGs講演会・カードゲーム

「2030 SDGsカードゲーム」を通して、SDGs(持続可能な開発目標)について学びました。

今回の講演会の目的は、SDGsの詳細やターゲットを一つずつ理解したり知識を得ることではなく、

「なぜ私たちの世界にSDGsが必要なのか」

「SDGsがあることでどんな可能性が生まれるのか」

を考えることにありました。
生徒たちは、経済・社会・環境のバランスを取りながら行動する難しさや、協力の大切さを体験的に学び、

「SDGsは身近なことから始められる」

「一人の百歩より百人の一歩が大切」

という声も聞かれました。
カードゲームを通して、SDGsが自分たちの生活と深く関わっていることを実感しました。

10/24(金) 劇団四季『ライオンキング』観劇

今回、初めて劇団四季を観た生徒が多く、

「こんなに面白いものだとは思わなかった」

「本物の動物のような表現や演出に感動した」

といった声が多く寄せられました。

舞台の迫力や役者の声量、そして生演奏による音楽の力強さに圧倒された生徒が多く、

「映画とは全く違う臨場感があった」

「歌やダンス、照明、セットが一体となっていてすごかった」

との感想も目立ちました。

また、子どものシンバ役など、年下の役者の堂々とした演技に驚く声も多く、

「あれだけの長いセリフを覚えて演じるのは本当にすごい」

「プロの責任感と集中力を感じた」

といった意見もありました。

作品全体を通して、「親子の絆や成長」「ハクナ・マタタの前向きなメッセージ」に心を動かされた生徒も多く、

「また他のミュージカルも観てみたい」

「人を楽しませる仕事の大変さとすばらしさを感じた」

といった感想も見られました。

10/25(土) ベネッセ「学力推移調査」

入学から約半年、日々の学びを通して身につけてきた力を、全国規模で客観的に振り返る機会です。

本校では、この調査を「順位を競うため」ではなく、「自分の成長を確かめ、次の目標を見つけるきっかけ」として実施しています。
生徒たちは、探究ウィークで得た刺激とともに、これからの学びをより主体的に積み重ねていってくれることを期待しています。

探究ウィークを終えて

SNS、大学訪問、英語、SDGs、芸術、そして学びの振り返り。
多彩なプログラムを通じて、生徒たちは「知る」「考える」「感じる」「つなげる」という探究の原点に触れました。
学びを社会と結びつけ、自分の可能性を広げる。
中央大学附属中学校第1学年の探究ウィークは、そんな“未来への第一歩”を育む期間です。