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News&Topics 青少年のための科学の祭典2025 SSH校 交流企画 に参加しました

7月26日に行われた「青少年のための科学の祭典2025」交流企画に、本校から3名の高校3年生が参加しました。

このイベントは、全国のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の生徒や日本学生科学賞の受賞者が一堂に会し、交流を深めるという特別な機会です。

会場は熱気に包まれ、生徒たちは全国から集まった科学好きの仲間たちとグループに分かれ、熱いディスカッションを繰り広げました。自分たちの研究テーマについて語り合ったり、他校の生徒のアイデアに触れたりと、普段の学校生活では得られない刺激的な時間を過ごしました。

午後からは、日本学生科学賞の受賞者によるポスター展示を見学し、直接質問する貴重な時間も。トップレベルの研究に触れることで、生徒たちの知的好奇心はさらにかき立てられたようです。

さらに、海洋学者の山形俊男先生による特別講演では、最新の気候変動研究に触れ、科学の最前線にいる研究者の熱意を肌で感じることができました。

イベントの最後には、個人や企業のブースで演示のお手伝いをさせていただくなど、科学を「見せる」側の体験も。学びと実践が融合した、まさに科学の祭典にふさわしい一日でした。

参加した生徒たちは、全国の仲間たちとの交流を通して、科学への探求心だけでなく、コミュニケーション能力も大きく伸ばすことができたようです。この経験を、今後の進路や研究活動にぜひ生かしてほしいと思います!


以下に参加した3名の生徒のコメントを掲載します。

 交流会では、全く異なる分野の研究をそれぞれしているメンバー5人で、「研究の進め方」を主なテーマとして話した。研究テーマの立て方やモチベーションの話から、実験装置の作り方といった具体的なことまで、他分野だからこそフラットな視点で新鮮な話し合いができたと感じる。

 科学賞受賞者のポスター発表は、来場者の年齢や知識の度合いを鑑みて説明を変えており、説明の仕方・話し方・研究の発展のさせ方など様々な点で参考になった。また、拝聴した研究発表の中で、今自分が行っている研究に繋がるような研究方法をされている方がいらした。詳しく質問させていただくことができ大変有意義だった。

 山形先生によるご講演では、非常に多くのことを学ばせていただいた。特に印象に残ったのは、「法学者は人間の生活や人権を第一に考えるが、科学者は全生物のことを考える」というお言葉だ。世界の不思議を知る科学と、それを政策として人民に身近な形で与える法律の関係性は、無いようでいて深い関係性があるのだ、と強い問題意識を持つことができた。先生ご自身のご興味の幅も、科学分野にとどまらず音楽、古典などの文系分野までとても広いという印象を受けた。知ることや考えることを怠らず、自分が今生きている地球の現状を把握し生きていくべきであるということを実感できた。

他校の生徒や外部の研究所の方々と触れ合うことで自分の研究の新たな向き合い方を見つけることができました。今一度自分の研究意義について捉え直し、価値のあるものに近づけたいと思います。貴重な機会を提供いただき心より感謝申し上げます。

7月26日のSSH交流会では、それぞれの研究での苦労や悩みを共有し、改善策を考えた。

 どの班員も、自分の研究に熱心に取り組んでいるようであった。他校では、受験勉強や学校の課題と研究の両立の困難さ、という問題があることを知った。

 他校の他学年という、普段関われない存在と交流できたことは、大変自分のためになった。