教養総合 News&Topics 令和7年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会に参加しました
8月6日、7日に「令和7年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」が兵庫県神戸市・神戸国際展示場で開催されました.全国のSSH指定校230校が一同に会し,物理・工学,化学,生物A(動物、医学),生物B(植物),数学・情報,地学の6分野について研究発表が行われました.
本校からは代表として高校3年生の出井大雅さんと林聡さんが参加し,物理・工学の分野で発表を行いました.
発表テーマは、「シャボン玉凍結時における結晶成長に基板の熱伝導率が及ぼす影響」です.本研究では,シャボン玉を氷点下で凍結させた際の結晶成長の様態が2種類に大別されることを発見し,そのメカニズムを探ったものです.実験は家庭用冷凍庫を使って行い,庫内でシャボン玉を凍結させ結晶の形状を観察する実験を繰り返しました.出井さんと林さんはシャボン玉を置く基板の熱伝導率に注目し,シャボン玉の上部と下部に温度差が生じることによって誘起されるシャボン膜内の対流(マランゴニ対流)の強さが変化し,これが結晶成長の様態を決定するという考察を得ました.大会当日は他校の生徒を中心に多くの方が本校ブースを訪れ,活発な質疑応答が繰り広げられました.


また,本発表会には見学者として高校3年生4名が参加しました。他校の発表を聴講し,今後の卒業研究や学会発表に活かすアイデアを得ることができました.
