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教養総合 I (高1)第2回

4月23日(水)5時間目に、講堂にて高校1年生の教養総合 I の2回目の授業が行われました。

最初に、今後の探究にもつながる第一歩として「自ら問いを立てる」ことの重要性が示されました。


次に「アイスブレイク」として、席の近い生徒同士の班ごとにそれぞれ「自分のことを3つ紹介する。そのうち1つはウソの内容とする。」というゲームを通じて、お互いに話しやすい活発な雰囲気が生まれました。


その後今日の活動についての詳しい説明があり、生徒は3人ごとに「(事前に割り振られた)肯定派・反対派・ジャッジ」に分かれました。


ここで「Devil’s Advocate(悪魔の代弁者)」という言葉が紹介されました。この「あえて反対意見を唱える役割」の視点を持つことで、今後の探究でも自分の考えがより深まることにつながります。


その後、今日のテーマ「答えのない問いに挑戦しよう!」に沿って、「①お金で幸せは買える?②大学に行くことは絶対に必要?③人間は「善」・「悪」?」の3つの問いのうち1つがそれぞれのグループ用に選ばれました。


生徒たちは、まず2分で必要な情報・資料を検索して準備をしてから、肯定派・否定派が1分ずつ主張した後、相手の主張を聞いた上での「反論・質疑」のための準備時間を2分とり、両者が2分ずつ反論・質疑を行いました。その後それまでの議論を踏まえての「最終(まとめ)」の準備時間を2分とり、両者が1分ずつ最終的な発表をしました。発表後はジャッジが2分間相談し、どちらがより説得力のある論理的な議論をできたかを発表しました。


準備の段階ではチームごとに活発な意見交換と資料の共有があり、発表の際は肯定派・否定派を問わず、積極的な議論の姿勢が見られました。最終的にジャッジが結論とその根拠を述べた後は、グループ全員で拍手をしてお互いを称え合う姿があちこちで見られました。今日の活動を通して、生徒たちは活発に発言しながら「議論の楽しさ」と「議論の難しさ」の両方を垣間見る経験ができたようです。