令和3年度SSH生徒発表研究会 参加報告
8月4日-5日にSSH生徒研究発表会(全国大会)が神戸市国際展示場で開催されました。
今年はコロナ感染症対策上、数学・情報、物理・工学、地学分野が8月4日(水)、
生物、化学分野が8月5日(木)と分散発表となりました。
さらに各会場ではお互いのブースが離れているだけでなく、発表時間も3グループに分けられ、
昼食も座席指定と徹底した感染対策がなされていました。
本校は生物部が「高尾山におけるムササビの分布と環境要因」という研究発表を8月5日
に行いました。8月5日の発表校数は、生物分野が動物・医学系36校、植物・農学系34校の
70校で、化学分野が52校でした。どの学校の研究内容も素晴らしく、コロナ禍においても
工夫を凝らしながら研究した成果がでており、大変刺激になりました。本校の研究は、高
尾山全山のムササビの分布を12年間分地形図上にプロットし、生息区域図を作成した上で
、生息区域がモミ-シキミ群集、及び高木の分布と関係があることをまとめたものです。
生物部員の協力のもと、1日あたり研究路10コースを食べ痕やフンを探しながら徹底的に歩
き、2021年の近々5回だけでも延べ840km(部員の総歩行距離)歩きました。調査は大変
でしたが、オリエンテーリングの読図技術が活かされ、楽しく調査できました。
岡崎弘幸