資料請求

News&Topics

News&Topics 中学第3学年 法科大学院での課外授業を実施しました

中学第3学年は、中央大学駿河台キャンパス(昨年2月竣工)にある法科大学院(ロースクール)へ行ってきました。

今回の「ロースクール」は、中央大学と附属校の教育連携推進プランに基づいて実施されるプログラムの一つです。
「オール中央」の一員として中央大学を知ることで、大学進学や学部選択の動機づけを図ることを目的としています。  

  

 

まずは、柴田先生より法科大学院の概要についてご説明いただきました。

その後、宮村先生より「法曹三者の役割と裁判員制度」について講義をしていただきました。

休憩時間中、熱心に『ポケット六法』を読む生徒!

”ポケット”六法をポケットに入れようとする生徒・・・

  

休憩後、法科大学院所属の大学院生(CLS法育教室)から、この後に行うグループディスカッションの説明がありました。

「正当防衛は成立するのか?」についてグループごとに話し合い、その後、グループが出した結論について代表者が発表をしました。

最後に、模擬法廷教室に移動し、宮村先生から実際の裁判所のしくみについて説明していただきました。

生徒たちは、裁判官の席に座ってみたり、レプリカの法服を着て記念撮影をしてみたりして、興味津々の様子でした。

法科大学院の先生方、職員の方々、ロースクールの学生の皆さんのおかげで、今回もとても有意義な学びとなりました。

以下、主な生徒の感想です。※原文のまま掲載

  

生徒①

まず、駿河台キャンパスがとっても綺麗で清潔感溢れていて大きくていいところだなと思いました。また、後半にやったグループワークでグループに着いてくれた大学院生さんが、とっても話しやすい雰囲気を作ってくれて、楽しく法を考えながら学べて行けたのでとってもよかったです!事件1〜3を通して、裁判官っていう仕事は本当に難しい仕事で責任が重くのしかかるものなんだということがわかりました。

生徒②

普段ニュースを見て、そのニュースに出てくる言葉の意味について疑問を持ったり深く考えることはなかったけど、今日の講義を聞いてよく使われている言葉の意味を改めて理解することができた。またグループワークでは色々な事例をもとに正当防衛の急迫性や相当性について被害者と加害者の二つの立場になって成立するかどうかを考えることができた。いつもの授業では体験できないことなのでとても楽しかった。

生徒③

講義中は、検察側に何故立証する義務があるのか等の疑問について例を交えながら、分かりやすい解説で飽きのない時間だった。また、裁判で裁くのは被告者の人格ではなく、した行為だ、という考え方や、逮捕から裁判までには長い時間があり、安直に逮捕されたから犯人だと決めつけてはいけないという情報も知った。裁判は人の時間、財産を取るか決める、またはその長さ、額などを酌量する役目があるため、とても繊細に事を進めるのだと改めて分かった。

グループワークでは、事件を把握する上で、焦点を当てる場所は、何かアクションが起きたパートだけではなく、時間や場所といった全体に目を向けなければならないことを感じた。また、裁判では「この問題には答えがない」が通用しない、という言葉が、今まで答えが出ないからで自己完結させていた自分にとって深く心に残った。