GUIDEBOOK 2023
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抱え込まれた「問い」にどのように向き合ったのか、その過程を丁寧に追いかけ、他者に向かって訴えかけます。中附での学びの集大成として、論理的な分析と思考とを繰りかえしながら批評・表現しようとする営みは、大学での能動的な学びにいち早く対応できる力を育んでいきます。大学とのつながりを意識し、多様な価値観を尊重しつつ、文化や社会を考えます。学際領域に挑戦することを通じて、自身の学びと向き合いましょう。それぞれの「問い」が見えたなら、大学生まであと一歩。未来を拓く準備が整います。卒業研究(文系) ~卒業論文に取り組む~▶教養総合Ⅲ高 3自然科学を精緻に捉え、その可能性を追求します。抱いた「問い」を出発点として、調査・実験・検証・発表という流れを実際に行ってみることで、新たな課題意識が芽生えるでしょう。また、研究成果を英語で発表することで、未来を拓くための自信がつきます。Project in ScienceⅡ(理系) ~卒業研究に取り組む~自分自身の問いへ口頭発表による主張と質疑応答による省察に基づいて、必要に応じて論理の構成を組み替えたり表現を改めたりしながら文章を練り上げ、完成稿を提出します。論文作成資料収集・実地踏査の結果得られた情報や、それに基づく分析をもとに論文のアウトラインを作成し、レジュメやパワーポイントを用いて口頭発表を行います。口頭発表テーマに即して参考になると考えられる文献を探し、そのうちの1冊をとりあげて「書評」ないし「レポート」を執筆します。先行研究の調査をも兼ねる取り組みです。「書評」執筆「教養総合Ⅰ」「教養総合Ⅱ」での学びや各教科・科目の学習あるいは各種活動や身辺の様ざまな事柄の中から、自ら進んで問いかけ、解決ないし考察すべき対象を探り、テーマを決めていきます。テーマ設定このページの詳細はWebサイトで紹介しています。「自分の目で確かめること」を大事に、実態解明を目指し試行錯誤を重ねた。角島 凪さんカラスが大量発生する原因に興味があり、教養総合Ⅱの「Project in ScienceⅠ」で、その生態について研究しました。自宅周辺にエリアを絞り、実地調査を実施。試行錯誤を重ねながら困難を乗り越えていく中で、臨機応変に対応する力が鍛えられたと思います。また研究発表を通じて、考察を簡潔に示した上で結果を詳しく説明する手法など、プレゼンテーションのスキルを身につけることもできました。卒業研究では、カラスが巣をつくる山林にも調査範囲を拡大し、より詳細で深い考察を加えた研究成果をまとめたいと考えています。Message中央大学の4つの附属学校が集まって、学びの成果を発表する研究発表会です。日ごろの成果の発表を通して、附属各校のカラーを感じるとともに、大学での学びへのステップとなります。附属学校研究発表会●なぜ紀子は矢部との結婚を決意したのか―小津安二郎「麦秋」にみられる性的マイノリティの影―●モノ/記号としてのハマ弁―みんなが同じものを食べない横浜市の中学校昼食―●小学校英語教育における「文字指導」の在り方―4技能をバランスよく学ぶ必要性―論文テーマ例教養総合Ⅲ選択科目◆2022年度選択科目開講講座一覧選択科目講義名体験的に学ぶ生活文化学/「レ・ミゼラブル」の世界国際政治学と東アジア映像分析と社会心理/社会政策へのアプローチ高校数学総復習美術製作から学ぶ歴史/文化と他者表象/ゲーム理論時事英語表現/中国語/ドイツ語/フランス語文化と言語文化と歴史数理探究社会研究地域研究文化研究08CHUO UNIVERSITY JUNIOR AND SENIOR HIGH SCHOOL

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