GUIDEBOOK 2023
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▶Project in ScienceⅠ高 2科学的探究活動を通して、課題発見能力や課題解決能力を高めます。3年次に理系に進む生徒が卒業研究を行うための準備としての側面と、文系に進む生徒に対して科学的な視点を与えて視野を広げるという側面があります。「科学」と「社会」の関係を紐解くフィンランド北部に位置するソダンキュラ地球物理観測所を訪れ、施設見学やオーロラに関する英語による講義、現地の人々と交流を行い、その後、ロヴァニエミ郊外でのオーロラ観測をするフィールドワーク。3年次の卒業研究まで続けた生徒が、オーロラの発生と電波の異常伝搬の関係を論文にまとめ、令和元年度SSH生徒研究発表会で奨励賞を受賞しました。「光とオーロラの探究」知識・スキル習得文献の輪読やディスカッション研究計画事前調査予備実験現地でのフィールドワーク実験データ分析ポスター・論文の作成プレゼンテーション理系の生徒を対象に実施。卒業研究として自らが設定した自然科学分野のテーマに対して、実験の企画、設計から論文執筆までを通した本格的な科学研究を体験します。研究論文にまとめる「卒業研究」▶Project in ScienceⅡ高 3中央大学理工学部にて、卒業研究発表会を行います。また、SSH発表会などでも発表を行います。研究発表土曜日3時間や長期休みを利用して自ら立てた計画に沿って実験・調査していきます。研究・調査自分のテーマに関係のある文献を探し、研究計画を立てていきます。また中央大学理工学部の教授や卒業生からアドバイスをいただきます。研究・調査計画実験結果や調査結果をもとに考察し、論文を作成していきます。論文作成教養総合や理系科目の学習、身近な現象などの中から、自らテーマを設定します。テーマ設定身近なものを用いたダニエル電池のマイクロスケール実験都立長沼公園におけるキノコの分布調査 教室模型を用いた換気の効率性の評価と効率的な換気方法の研究非接触機器操作のための画像処理による空所認識に関する研究 ◆研究テーマ例卒業研究発表会高大連携の一環として、中央大学理工学部のキャンパスで、教授等を前に卒業研究についてプレゼンテーションします。また、事前に大学教員から研究について適切な指導をしてもらい、卒業研究をまとめます。▶Project in English for Science高 3「Mathematics in English」カナダ「ボルネオのジャングル自然調査」マレーシア「トレーニング科学」このページの詳細はWebサイトで紹介しています。科学技術人材育成に特化した英語科授業を、理系教科と英語科が共同で開発。授業は生徒活動を主体としたPBL(課題解決型)とし、実際に科学技術の場面での活用を想定したものとします。論文の主流は英語であることに応えるためにムササビの生息分布と環境の関係を追究しSSH生徒研究発表会で奨励賞を受賞。松本 敬さん(上段右)栗原 萌花さん(上段中)生物部の活動の一環として、高尾山で生息するムササビについて調査していました。そこでSSH生徒研究発表会のお話をいただき、ムササビが分布しているエリアと環境要因について研究。神戸で研究発表を行い、奨励賞を受賞しました。本格的に研究に取り組むのは初めてでしたが、仮説を立てて検証するプロセスはとてもおもしろく、達成感も味わうことができました。分かりやすく伝えるために発表方法を工夫した経験は、中附での卒業研究はもちろん、社会に出てからも生かせると思います。Message10CHUO UNIVERSITY JUNIOR AND SENIOR HIGH SCHOOL

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